2023年4月3日、韓国・国民日報は「満席のカフェで20代の女性が60代の女性に席を譲るよう求めたという目撃談がネット上に書き込まれ、物議を醸している」と伝えた。

記事によると、ネット上のコミュニティとSNSに2日、「MZ世代（1981～95年生まれのミレニアル世代と96～2012年生まれのZ世代）のとんでもない主張に怒りが込み上げる」とのタイトルで文章が掲載された。

それによると、とあるカフェで、掲載者Aさんの隣には60代と思われる女性Bさんが座っていた。20代前半と思われる若い女性2人が店内に入ってきたが、店内は満席だった。2人はBさんに近づき、「カフェは若者がたくさん集まる所」「席がいっぱいだから譲ってほしい」と話しかけたという。Bさんが困惑していると、2人は「急いで作業しなければいけないことがある。席を譲って」と再度要求したという。

Bさんは急いで荷物をまとめ始めたが、見かねたAさんと周辺の席にいた別の客たちが2人に苦言を呈した。抗議の声が続くと、2人は不愉快そうな表情を浮かべてカフェから出ていったという。Aさんは「私がまず声を上げると、他のお客さんたちも加勢してくれた」「Bさんはとても驚いている様子だった」「カフェを利用するのに年齢など関係があるわけがない」と当時を振り返っている。

これに他のネットユーザーからは「家庭でのしつけがなってない」「どんな教育を受けたらこんな人間になるのか」「あきれて笑ってしまったよ。カフェを利用するのは若者だけの権利なのか」「自分たちは年を取らないと思っているのかね」「カフェに年齢制限があるわけじゃないのに。なんて非常識な行動なんだ」「作業することがあるなら家でやれ」「何の落ち度もない60代の女性が罪人のように扱われて、胸が痛い。20代の女性2人、あなたたちの母親はカフェに行ったことがないの？。今、あなたたちがカフェでゆったりコーヒーを飲める文化は誰のおかげで生まれたものかよく考えるといい」など、怒りのコメントが殺到している。（翻訳・編集/麻江）