サムスンの営業利益が96%減少、過去14年で最悪の実績=韓国ネット「前政権の責任大きい」

Record Korea    2023年4月10日(月) 7時30分

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2023年4月7日、韓国・東亜日報は「サムスン電子は今年1~3月期の営業利益が2009年以来の低水準を記録し、メモリ半導体の減産を正式に表明した」と伝えた。

同社の2023年1~3月期売上高(連結ベース速報値)は19.0%減の63兆ウォン(約6兆3000億円)、営業利益は95.8%減の6000億ウォンだった。営業利益は見込まれていた水準(1兆ウォン)を大きく下回り、09年1~3月期(5900億ウォン)以来の低水準となった。

記事は「この業績ショックは半導体赤字が大幅に増えたため」だと伝えている。DRAMとNAND型フラッシュメモリ、どちらも予想以上の不振となり、半導体事業(DS)部門は3兆~4兆ウォン台の赤字を計上したと推測される。サムスン電子側は「IT需要の不振が続き、部品部門を中心に業績が悪化した」と説明している。

赤字幅の拡大を受け、サムスン電子も「意味ある水準まで生産量を下方修正する」と、メモリ半導体の減産を表明した。メモリ半導体世界2位、3位のSKハイニックス、マイクロンは昨年、投資縮小と半導体減産に入ったが、1位のサムスン電子は人為的な減産を行わない方針を固守していた。ただ、「短期生産計画は下方修正したが、中長期的には堅調な需要が見込まれる」「インフラ投資は持続し、技術リーダーシップ強化に向けたR&D投資の比重も拡大していく」とし、投資は継続する方針を明かしている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「ああ、サムスン電子まで…」「サムスン電子が傾いたら、国民も元気を失ってしまう。韓国の誇るサムスンにはどうか危機を乗り越えてほしい」「中国に半導体工場を建設してやったことがそもそも大きな失敗だったと思う。今からでも撤退すべきだ」など、嘆きや激励のコメントが寄せられている。

また、「文在寅(ムン・ジェイン)政権の責任も大きい」「前政権5年間の悪霊はいつ消えるんだろう」「文在寅政権によるサムスン電子潰しの結果だな」「文在寅がサムスンを崩壊させた。李在鎔(イ・ジェヨン会長)を監獄送りにした結果だ」「政府がさんざん悪辣(あくらつ)なことをしていたから、こうなると思っていた」など、前政権の責任を問う声が殺到している。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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