Record Korea 2023年4月11日(火) 10時0分
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9日、韓国メディア・韓国経済は「国内景気の状況を測る10の指標のうち生産、消費、投資など7指標が下降か鈍化の局面に陥っていることが分かった」と伝えた。
2023年4月9日、韓国メディア・韓国経済は「国内景気の状況を測る10の指標のうち生産、消費、投資など7指標が下降か鈍化の局面に陥っていることが分かった」と伝えた。
韓国統計庁は9日、代表的な景気指標が「上昇」「鈍化」「下降」「回復」の景気循環局面のうちどこにあるかを示す「景気循環時計」を発表した。それによると、1月基準で鉱工業生産指数、小売販売額指数、企業景気実査指数、輸出額、輸入額は「下降」、設備投資指数、就業者数は「鈍化」と評価された。「上昇」あるいは「回復」とされたのはサービス業生産指数、消費者期待指数、建設既成額の3指標のみだった。
昨年1月末の評価では、10の指標のうち「下降」「鈍化」とされたのは5指標にとどまっていた。しかし昨年9月には7指標に増え、10月と11月は9指標、12月には8指標を記録した。今年は7指標にとどまっているものの、「景気の流れが変わったとみるには早すぎる」としている。
今後の景気を予測する材料となる先行総合指数循環変動値も今年2月に98.5を記録し、8カ月ぶりに基準値(100)を下回った。専門家は「ほとんどの指標が悪化していても政府はこれという対応をしておらず、下半期の景気回復は期待できない」と話している。
先月31日の統計庁「2月の産業動向」では、2021年12月以来、1年2カ月ぶりに生産・消費・投資の「トリプル増加」を記録したと発表された。一部では景気回復の局面に入ったとの分析も出たが、企画財政部は「数値は上昇したが、昨年下半期以降の下落が大きかった反動」であるとして否定し、「全ての景気指標は改善の兆しがなく、今年1%台中盤の成長は厳しい」との見方を示した。
こうした中、外資系投資銀行は韓国の今年の経済成長率について、1%台に「かろうじて引っ掛かる」との見方を示している、国際金融センターによると、投資銀行(IB)8行による先月末の韓国成長率見通しは平均1.1%だった。シティは0.7%、野村はマイナス0.4%との予想を出している。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「ベネズエラと同じ道を進むところだったのを、何とか人工呼吸器を付けて持ちこたえているという状況」「日々の暮らしの中で、びしびし体感してるよ」「フィリピンなど多くの国がかつて韓国より富裕だったのに今では後進国となっている。韓国もそうならないとは限らない」「このままいくと2年後には金融危機だ」など懸念の声が多く寄せられている。
また、「尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が当選してから13カ月連続で貿易赤字、最悪の経済収支」「無能な指揮官は敵軍より怖い」「政治外交の失敗が招いた結果だ」「国の心配をしている政治家はいない」「韓国大統領がすべきことは一つ。地政学的危機を最小化し、米中の間でバランスを保つこと。韓国経済のためにはそれが必要なのに、今の大統領は正反対のことをしている」など、現政権批判のコメントも殺到している。(翻訳・編集/麻江)
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