中国自動車工業協会は6日、2023年1-2月の中国自動車輸出額の上位10カ国に関する状況を発表した。それによると、同期には上位10カ国への輸出額が累計145億9000万ドルに達したという。中国新聞社が伝えた。

中国自動車工業協会がまとめた税関総署のデータによると、23年1-2月の自動車輸出額上位10カ国は上から順に、米国、ロシア、メキシコ、ベルギー、英国、日本、オーストラリア、ドイツ、アラブ首長国連邦（UAE）、スペインだった。

前年同期に比べ、中国製自動車の対米輸出額が大幅に減少し、他の国への輸出額はそろってプラス成長を遂げた。中でもベルギー、スペイン、ロシアへの輸出額の成長率が目を引いた。23年1-2月には、上位10カ国への自動車製品の累計輸出額が145億9000万ドルに達し、自動車製品の輸出総額の49．0％を占めた。

業界の専門家は「23年1-2月には中国製自動車の輸出が引き続き新たな段階へと向かう傾向を見せ、最近の輸出データも非常に楽観できるものだ。ここ2年近くの国際市場における半導体不足が中国の自動車市場に与えた影響が小さく、それどころか中国製自動車輸出の力強い動きを推進し、国際市場での非常に大きな需給のギャップを埋め、貴重な発展のチャンスを獲得した」と述べた。（提供/人民網日本語版・編集/KS）