「中国高速鉄道にあんな背もたれない」=元台中市交通局局長の発言に中国側がコメント

Record China    2023年4月12日(水) 18時0分

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台湾民進党の中央執行委員で台中市交通局元局長の王義川氏の中国高速鉄道をめぐる発言に、中国側がコメントした。

台湾民進党の中央執行委員で元台中市交通局局長の王義川(ワン・イーチュアン)氏の中国高速鉄道をめぐる発言に、中国側がコメントした。

王氏はこのほど出演した政治討論番組で、先日中国を訪問した馬英九(マー・インジウ)前総統が中国高速鉄道を称賛したことについて、「みんなは馬英九氏の写真にだまされてはいけない。馬英九氏自身もだまされた。馬英九氏の座席の背もたれは共産党が設置したものだ。中国高速鉄道にあんな背もたれはない」などと発言した。

また、「(写真に写っていた)白いナプキンやテーブルクロスもない。それらは全部、自分たちで持ってきたものだ。テーブルの上の果物やコップも中共がそろえたものだ。馬英九よ、ぼやぼやしてるんじゃない」と述べたほか、「自分は交通関係の出身だが、中国の高速鉄道が良いなんて言う人はいない」と主張した。

台湾メディアの中時電子報などによると、王氏の発言はネット上で物議を醸しており、国民党所属の元台北市議・羅智強(ルオ・ジーチアン)氏もフェイスブックで「民進党の交通の大家である王義川氏は『馬英九氏にだまされるな、大陸の高速鉄道に背もたれはない』と言った」「とんでもないタレントだ。彼が交通局局長でないのは台湾にとっての損失だ」と皮肉った。また、複数のネットユーザーが中国高速鉄道のビジネスクラスの写真を投稿し、実際に馬氏が座ったような座席があることを示したという。

中国側の台湾問題を所管する国務院台湾事務弁公室の朱鳳蓮(ジュー・フォンリエン)報道官は11日の会見で王氏の発言について問われると、中国国内の高速鉄道の発展状況を具体的な数字を挙げて説明した上で、「馬英九氏とグループの台湾の学生らは3回乗車したがいずれも良い感じを受けた。より多くの台湾の同胞が来て、高速鉄道に乗って中国大陸を見ることを歓迎する。また、相互接続を実現し、高速鉄道に乗って両岸を便利に行き来できるようになると信じている」とコメントした。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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