anomado 2023年4月13日(木) 13時0分
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ディオールの新たな広告写真が東洋人蔑視として物議を醸している中、ブランドアンバサダーを務める女優ディリラバに対しても、態度を明確にするよう求める声が上がっている。
ファッションブランド「ディオール(Dior)」の新たな広告写真が東洋人蔑視として物議を醸している中、ブランドアンバサダーを務める中国の女優ディリラバ(迪麗熱巴)に対しても、態度を明確にするよう求める声が中国版ツイッター・微博(ウェイボー)などで上がっている。
このほどディオールがSNSで公開した広告写真は、アジア系女性モデルの目がクローズアップされ、指で目尻を斜めにつり上げたものだった。このポーズは以前から、欧米人が東洋人の特徴をとらえて侮蔑する意味を示すジェスチャーという見方もあるため、ウェイボーでは東洋人、あるいは華人蔑視だと批判の声が上がっている。
なお、ディオールでは21年にもアジア人モデルを使った写真が、欧米人が華人を示すステレオタイプのような表情、イメージを強調させているとして物議を醸した。また昨年も、オリジナルデザインとして発表したスカートが、中国の明代が起源となる「馬面裙」と呼ばれる衣装に酷似していたため、カルチャーアプロプリエーション(文化の盗用)を指摘されている。このため、今回の広告写真については「懲りない」「またか」といった声もウェイボーでは多い。
今年2月、アンジェラベイビー(楊穎)に代わってディオールのアンバサダーに起用されたばかりの人気女優ディリラバだが、この騒ぎをめぐって思いがけず注目を集めることに。もともとアンバサダー起用が明らかになった当時から、ディオールの過去の“悪事”が理由でファンからは心配の声も上がっていたが、今回の広告写真に不快感を示す人からは、ディリラバにもアンバサダー契約中止といった強い態度を求める声が大きくなっている。(Mathilda)
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