中国の映画監督フォン・シャオガン（馮小剛）がこのほど、女優のディリラバ（迪麗熱巴）とグリナザ（古力娜扎）の見分けがつかないと語ったことが、あまりにも失礼な発言だと注目を浴びている。

ニュースサイト・鳳凰網が配信するインタビュー番組「非常道」にこのほど、俳優として主演した日本映画のリメイク作品「忠犬八公」が好評公開中のフォン・シャオガン監督が出演。トークの中で若い世代の俳優や女優に話が及ぶと、「名前を聞いても分からないし、名前を知っていても顔が浮かばない」と発言。さらに、「誰がディリラバ？誰がグリナザ？顔が一致しない」とも語っている。

ウイグル人女優のディリラバとグリナザはいずれも、新疆出身の4大美人女優を称した「新疆四美」で不動の位置を保つ人気女優。この発言にネットでは、「2人はウイグル人だけに見分けがつきやすいのになぜ？」「どう見ても明らかに違う」といった声のほか、「おじさんはそんなものだが、公の場面で発言すべき事ではない」「芸能界に長くいるのに無分別すぎるし失礼だ」といった批判の声が上がっている。

なおフォン・シャオガン監督は、若手の中では俳優ファン・チョンチョン（范丞丞）は顔も名前も分かり、見分けがつくと語っている。ファン・チョンチョンは女優ファン・ビンビン（范冰冰）の19歳下の弟だが、理由は有名女優の弟という点ではなく、自分のまな娘がファン・チョンチョンの大ファンだからというもの。ドラマや映画で彼の出演シーンばかり見ているので、頭にすり込まれたことを語っている。(Mathilda)