海南省海口市で開催中の第3回中国国際消費品博覧会では、日本貿易振興機構（ジェトロ）が団体で出展した日本パビリオンが、女性来場者の人気を集めています。

記者の概算では、日本パビリオンの来場者の3分の2近くが女性で、特に人気を集める化粧品や健康食品以外にも、食品、酒類、調理器具などの展示ブースにも多くの女性来場者が集まっています。

無作為にインタビューしたところ、女性来場者の多くは日本のスキンケア商品や化粧品に注目しており、「中国女性の肌質によく合う」と話していました。また、日本酒については「アルコール度数が低く、すっきりとしたやわらかな口当たりで飲みやすい」という意見が多く挙がりました。その他の日本の商品については、「品質が高い」「デザインに優れている」といった認識が、中国の女性消費者に浸透していることが感じ取れました。

DrGlobal株式会社の高しょう氏は、同社のスキンケア製品が中国市場に進出してまだ4年ほどで、そのうち3年間は新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けた時期だったにもかかわらず、すでに300軒を超える美容専門店に扱ってもらえるようになったと手応えを語った上で、「今後も中国市場を見据えていく」と話しました。

また、三和酒類株式会社の魏昊氏は、同社が扱う酒類のうち、蒸留工法によってフルーツの味と香りが強く残っているものが女性来場者に多く試飲されていると紹介しました。（提供/CRI）