Record Korea 2023年4月19日(水) 8時0分
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18日、韓国・朝鮮日報は「韓国では最近、日ごろは徹底的にお金を節約してここぞという時に一気に使う『報復消費』が、個人の消費生活として日常化している」と伝えた。写真はソウル。
2023年4月18日、韓国・朝鮮日報は「韓国では最近、日ごろは徹底的にお金を節約してここぞという時に一気に使う『報復消費』が、個人の消費生活として日常化している」と伝えた。
記事によると、ソウル近郊・京畿道に住む30代の会社員ホさんは先月末に4泊5日で日本を訪れ、100万ウォン(約10万2000円)以上を使った。普段の生活費は1月60万ウォンほどで、約2カ月分の生活費を旅行に使ったことになる。ホさんは「普段は安い店で1人で食事するなどどケチ生活をしてお金を貯めた。海外旅行では高級店に行き、宿泊先も都心のホテルを予約した」と話したという。
記事は「報復消費とは本来、コロナ禍で外食や旅行が制限され萎縮していた消費が、制限緩和後に爆発的に増加する社会レベルの現象を指す。ところが最近は個人レベルでも、節約するところと浪費するところをはっきり区別する『選択と集中型』の報復消費現象が起きている」と説明している。現代経済研究院関係者は「『最大限節約しよう』と『全部使ってしまおう』という両極端の消費形態が1人の人間の中で同時に発生している」と話した。
個人の報復消費が日常化した代表的な分野は海外旅行。今年初めの航空券の価格はコロナ禍前に比べて20%ほど上昇したが、大手旅行会社ハナツアーの1~3月の旅行客は25万8000人ほどで昨年全体(22万6000人)を上回ったという。
飲み会や外食の回数を減らし、その代わり遊ぶと決めた日には出費を惜しまないという人も増えている。京畿道に住む20代のイさんは「週2回だった飲み会を1回にして、その分高価な酒を飲む」と話した。20代のユさんは「先月の生活費を40万ウォン節約したので高級ウイスキーを買った」「焼酎とビールをたくさん飲むよりも、香りが良くすっきりしたウイスキーが飲みたい」と話したという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「幸せは強度ではなく頻度だという。1年のうちのたった5日のために360日我慢したら、それは幸せではなく一瞬の快楽だ」「SNS映え、自慢のために頑張る若者世代」「普段は缶コーヒー1個買わずみんなにおごってもらうのに、連休のたびに旅行へ出かける知人がいたけど、結局はみんなその人から離れていったよ」など否定的な声が上がっている。
一方で「自分のお金を価値あるものに使おうとすることのどこが報復消費なのか」「何の問題が?。旅行でも質素なものを食べろと?」「貯金がないのにカードを使うのは問題だけど、節約するところはして、使いたいところに使うのは構わない」と理解を示す声も寄せられている。(翻訳・編集/堂本)
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