Record China 2023年4月22日(土) 19時0分
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香港メディアの東網は18日、「善意で悪いことをしてしまう?香港人は日本旅行でやりすぎるなかれ」と題する記事を掲載した。
記事は、先日、日本のあるラーメン店が、使用済みのティッシュペーパーを丼の中に入れる客に対してツイッターで苦言を呈したことを紹介し、「実際、多くの外国人客がごみを丼の中に入れるのは、店側が片付けやすいようにという配慮からである。しかし、残念ながら『良かれと思って悪いことをしてしまう』ことになっている」と説明。「日本への旅行や日本人とのやり取りでは、香港人は『余計なこと』をして批判されないよう注意が必要だ」とし、七つの事例を挙げた。
一つ目は、日本ではチップを渡さないこと。記事は「海外旅行で食事をした際にチップを支払うのは普通のことだが、日本人からするとマナー違反で店側を非常に困らせることになる」とし、「日本にはチップ文化はないためであり、すべてのサービス料は代金に含まれて表示されているので、知ったかぶりをしてチップを渡さないように」と忠告した。
二つ目は、日本で靴を試着する際、自分で靴を箱に戻さないこと。記事は「香港人は日本でよく靴を購入するが、試着して気に入らなかった場合は自分で箱の中に戻すことがよくある。ひどい場合には複数の靴をまとめて一つの箱に入れてしまったりする」とした上で、「こうした行為は日本の店員の目にはとても嫌なものに映る。試着した靴を元に戻すのは店員に任せよう」とした。
三つ目は、美容院での洗髪やネイルの際に力を入れないこと。記事は「日本のサービス業は顧客の気持ちをとても重視している」とし、「もしあなたが日本の美容院で洗髪をしてもらう時に、スタッフが洗いやすいようにと首に力を入れてしまうと、相手は逆にこちらが何か不快なのではないかと誤解をしてしまう」と説明。「ネイルでも同様で、自分で手や指を店員がやりやすいようにと動かす必要はなく、リラックスして任せればいい」とアドバイスした。
四つ目は、ご祝儀の金額を間違えないこと。記事は「中国文化ではご祝儀を渡す時、もうかりますようにという意味の『発財』の音から『8』の数字が頭につく額を選ぶことが多い。しかし、日本文化では偶数は陰の数、奇数は陽の数とされており、3万、5万、7万などにするのが一般的。しかし、『9』は『苦』と同音のため9万にしないよう注意しなければならない」と伝えた。
五つ目は、プレゼントを間違えないこと。記事は「日本人はプレゼントにもこだわりがある。外国人はその文化を理解していなければ間違いを犯しやすい」とし、「たとえば、ハンカチは涙をぬぐうイメージがあることから別れを意味するとされる。くしは日本語の『苦』と『死』と発音が似ているため避けられる。本やペンも目上の人にプレゼントするのは良くないとされている」と説明した。
六つ目は、お返しは多すぎないようにすること。記事は「中国人の文化ではお返しは普通、多い少ないを問わないが、日本ではだいたいもらった物の半分くらいが相場とされる」と紹介。また、「お返しはくれぐれも高すぎるものを選んではいけない。親しい間柄ではないのに高すぎる物を贈るのは、相手を困らせるだけだ」とした。
七つ目は、動物の餌を残していかないこと。記事は「日本には猫島やうさぎ島など、動物がいる島が多くあり、多くの人は餌を持参して訪れる(餌やりが禁止されている島もある)。観光客は現地の餌やりのルールを守り、持参した餌を残していかないように注意が必要。他の野生動物が餌を奪い合うなどして危害が加わる可能性もある」と注意喚起した。(翻訳・編集/北田)
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