ソウル蚕室（チャムシル）で20日に行われた韓国のアイドルオーディション番組「BOYS PLANET」（ボーイズプラネット/ボイプラ）の最終回で、中国出身のジャン・ハオ（章昊）がグローバルファンの投票で1位に輝き、中国のSNSで大きな話題となっている。

韓国のアイドル業界は競争が激しく、中国人練習生のデビューは超難関として知られている。しかし、その狭き門を突破すると、アイドルとしてのグローバル活動が展開できるほか、帰国後も知名度を後ろ盾に高いスタート地点から芸能界に溶け込むことができる。ワン・イーボー（王一博）、ルハン（鹿晗）、レイ（張芸興/チャン・イーシン）、ハン・グン（ハンギョン/韓庚）が代表例になる。

この度、BOYS PLANETを制し、新人ボーイズグループ「ZB1（ZEROBASEONEの略）」のセンターデビューを果たすことになったジャン・ハオは、中国地質大学に合格した後、アイドルを目指すため大学を辞め、ワン・イーボーが所属する芸能事務所・楽華娯楽集団（YHエンターテインメント・グループ）の練習生になったと伝えられている。ジャン・ハオと一緒に「ZB1」のメンバーに選ばれたリッキー（Ricky/4位）、キム・ギュビン（金奎彬/7位）、ハン・ユジン（韓維辰/9位）も楽華所属の練習生として知られている。

中国アイドル史上初の快挙を成し遂げたことを受け、21日朝、楽華娯楽の株価は5．6％超も上昇。かつて「ワン・イーボーへの過度な依存」が問題で株式上場まで紆余（うよ）曲折があった楽華娯楽だが、ジャン・ハオという成長株の誕生で業績がさらに伸びると見込まれたようだ。

この朗報を受け、ネットでは「ジャン・ハオはドゥ・ホア（杜華）代表の秘密兵器」「ドゥ・ホア氏とジャン・ハオが歴史を作ってくれた」「第2のワン・イーボー」「もうKPOPじゃなくて、CPOPだね」など、歓喜のコメントが殺到した。（編集/RR）