Record China 2023年4月26日(水) 8時0分
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華字メディアの日本華僑報網は21日、中国人観光客はどのような「グレーな行為」を行っているのかとする記事を掲載した。
記事はまず、岐阜県下呂市で今月14日に発生した2人が死亡した交通事故で、中国人の男が過失運転致死容疑で逮捕されたことを紹介。「龍(ロン)容疑者は日本に定住している中国人ではなく、家族とともに日本に短期旅行に来て、レンタカーを利用していた」とし、龍容疑者がセンターラインを越えて運転していたことに触れ、「中国では左ハンドル(右側通行)、日本では右ハンドル(左側通行)というように、両国の運転習慣が異なっていることが重要なポイントだ」とした。
そして、基本的には、中国本土の観光客が日本で運転できる免許証を短期間に入手することは現実的ではないとし、「日本で自由に運転したいという需要の高まりから、中国の一部の業者はECプラットフォームを通じて国際運転免許証(IDP)の申請サービスを提供しており、数百元(1元=約19円)で中国の運転免許証をIDPに交換することで、日本でも自動車を借りられるようにしている」と伝えた。
その上で、「こうしたサービスは日中両国の規定に合致するものではないが、中国では以前から存在していた。今回のような事故がなければ注目されにくいが、ひとたび事故を起こせば刑事・民事上の責任だけでなく、免許証の偽造の罪にも問われる。実り多いはずの日本旅行が海外で捕らわれの身となってしまっては、元も子もない」と論じた。(龍容疑者がどのような経緯で免許証を持っていたかについては不明)
また、免許証に限らず中国人観光客には日本では認められない「グレーな行為」も多いと指摘。例として、外国人観光客向けの免税制度を利用した密輸や脱税、花見をしている中で桜の木の枝を折るなどの行為、周囲の人を無断で撮影する行為などを挙げ、いずれも日本の法律に抵触する可能性があると注意を促した。
そして最後に、「日本に旅行に行くのはリラックスし、日本文化の魅力を体験するため。われわれは日本の法律やルールを必ず順守し、一時の便宜のためにグレーな行為に及んではならない。さもなければ法的に処罰され、かえって損をする結果になるのだ」と警告した。(翻訳・編集/北田)
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