中国による世界初「スーパー高速鉄道」の敷設地が決定か―香港メディア

Record China    2023年4月25日(火) 13時0分

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25日、環球網は、中国が時速1000キロを誇る「スーパー高速鉄道」の最初の敷設地について上海―杭州間を第1候補として考えているとする香港メディアの報道を伝えた。

2023年4月25日、中国メディアの環球網は、中国が時速1000キロを誇る「スーパー高速鉄道」の最初の敷設地について上海杭州間を第1候補として考えているとする香港メディアの報道を伝えた。

記事は、香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストの23日付文章を引用。中国の科学者が17日に発表した「鉄道標準設計」という文章の中で、リニアモーターカーが真空トンネルの中を時速1000キロで走行するというスーパー高速鉄道路線の敷設地について、現時点で条件を十分に備えている6路線の候補を挙げて人口密度、経済活動、既存の交通インフラ、経済的な潜在性などの量的な比較評価が行われたと紹介した。

そして、候補として中国北部の主要都市である北京と河北省の石家荘を結ぶ路線、珠江デルタの要である広東省の広州深センを結ぶ路線、長江デルタの要である上海と浙江省杭州市を結ぶ路線などが挙げられ、中でも上海―杭州路線が人口密度の高さ、活発な経済活動に加え、平坦な地形による技術的フィージビリティーの高さ、社会に対するポジティブな影響力の強さといった点から他の候補をリードしているとの認識が示されたと伝えた。

距離約150キロの上海―杭州間でスーパー高速鉄道が開通すれば両都市が20分足らずで結ばれることになりそうだが、文章は一方でスーパ高速鉄道システムが現状では技術開発の初期段階にあるため、実際に建設、運用できるようになるまでには幾多の難しい技術的な課題を克服すつ必要があると指摘している。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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