Record China 2023年4月25日(火) 18時0分
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2019年に中国サッカー協会からの要請を受けて中国国籍を取得したブラジル出身FWリカルド・グラールがこのほど、現役引退を表明した。
2019年に中国サッカー協会からの要請を受けて中国国籍を取得したブラジル出身FWリカルド・グラール(31)がこのほど、現役引退を表明した。
中国スポーツメディアの直播吧によると、ブラジルのクラブ、バイーアに所属するリカルド・グラールは、ボタフォゴとの試合前の記者会見で、「家族と熟考して決めた。これまでの旅に満足しており、静かにサッカーから離れる」とコメントした。
中国メディアによると、リカルド・グラールは15年にブラジルのクルゼイロから中国スーパーリーグの広州恒大へ1500万ユーロ(当時のレートで約21億円)で移籍。19年に中国国籍を取得して中国人選手となったが、ブラジル国内のクラブにレンタルされた期間があることから、国際サッカー連盟(FIFA)のルールである「帰化選手はその国で5年間の連続居住期間が必要」を満たすことができず、中国代表としてワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選への出場はかなわなかった。広州恒大はリカルド・グラールを帰化させるために8億元(当時のレートで約125億円)を投じたとも報じられた。リカルド・グラールは今年1月、中国国籍離脱とブラジル国籍再取得に向けて動いていることを認めた。
中国のネットユーザーからは「8億元はFIFAのルールを学ぶための授業料?」「中国サッカーのアマチュアレベルは超プロ級」「そんな大金があるならユース、ジュニアユース、ジュニア各世代の育成に投じろ」「中国サッカー協会の帰化戦略は壮大なジョークだよ」などのコメントが寄せられた。(翻訳・編集/柳川)
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