中国帰化ブラジル出身FW「私の収入と口座残高が私に引退を考えさせた」―中国メディア

Record China    2023年5月8日(月) 19時0分

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かつてサッカー中国1部の広州恒大でプレーし、先月現役引退を表明したブラジル出身FWリカルド・グラールがこのほど、ポッドキャスト「Segue o BAba」に出演した。

中国スポーツメディアの直播吧によると、かつてサッカー中国1部の広州恒大でプレーし、先月現役引退を表明したブラジル出身FWリカルド・グラール(31)がこのほど、ポッドキャスト「Segue o BAba」に出演した。

リカルド・グラールは、キャリアを終える決断をしたことについて、手術を受けた膝の状態に悩まされ続けたことを明かした上で、「簡単に言うと、私の収入と口座残高が私に引退を考えさせた。チームメートの4倍の努力をしても結果が出ないことを想像してほしい。プロスポーツ選手にとってそれは落胆させられることだ」と語った。

中国メディアによると、リカルド・グラールは2015年にブラジルのクルゼイロから中国スーパーリーグの広州恒大へ1500万ユーロ(当時のレートで約21億円)で移籍。19年に中国サッカー協会からの要請を受けて中国国籍を取得して中国人選手となったが、ブラジル国内のクラブにレンタルされた期間があることから、国際サッカー連盟(FIFA)のルールである「帰化選手はその国で5年間の連続居住期間が必要」を満たすことができず、中国代表としてワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選への出場はかなわなかった。

広州恒大はリカルド・グラールを帰化させるために8億元(当時のレートで約125億円)を投じたとも報じられた。22年8月にブラジルのクラブ、バイーアに加入したリカルド・グラールは今年1月、中国国籍離脱とブラジル国籍再取得に向けて動いていることを認めた。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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