Record China 2023年5月8日(月) 20時0分
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台湾メディアの三立新聞網は8日、台湾航空会社の対応に日本のネット民から称賛の声が殺到していると報じた。
記事によると、6日、台湾・スターラックス(星宇)航空の成田空港行きの便が強風のため名古屋に着陸。その後、成田空港に到着したものの折り返し便は欠航となり、代替便の手配も思うように行かず、乗客302人が成田空港で一夜を明かす事態となった。
これを受け、同社の張国煒董事長(会長)は7日に自ら日本に飛び、乗客らに直接謝罪。往復運賃の返金を約束したほか、お詫びのしるしとしてパイナップルケーキ(鳳梨酥)を配ったという。
記事は「この件が報道されると日本のネットユーザーの間で議論が巻き起こり、多くの人が張氏の対応を称賛した」と説明。実際に寄せられたコメントとして「会長がわざわざ日本に来て乗客に謝罪するとは。素晴らしい」「JALやANAでもそんなことできない。応援する意味でまた(スターラックスを)利用したい」「この対応が、台湾と中国が異なるということを示している」「乗客の安全を第一に考える素晴らしい航空会社だ」などを紹介した。
また、「6日昼は確かに風が強かったことを日本のネットユーザーたちも証言している」と伝えたほか、「同日にはスターラックスだけでなく中国やフィリピンなどの航空会社の4便が同様に強風の影響で着陸が困難になったが、天候の問題はやはり命にかかわるとあって、乗客らは理解を示し非難することはなかった」とも報じている。
一方、台湾・聯合新聞網などによると、張氏は乗客らに「成田空港側は(離着陸が禁止されている午前0~6時の時間に飛行機を飛ばす)特例措置を設けることに同意していたがその後(成田空港側が)翻意した」と説明したといい、これに対して世新大学の陳家瑜准教授は「夜間の離着陸禁止時間に飛行機を飛ばそうとするのは幼稚な考え。もし成田空港がルールを破って飛ばした場合、今後各航空会社がさまざまな理由で特例措置を要求してくることになる。航空会社に決まりを破らせようというのはあまりにも楽観的すぎる」と批判したという。
なお、同社の広報担当者は「成田空港側と特例措置についての話し合いはあったが、先方が原則を堅持した。彼らは何の承諾もしておらず、最終的に合意に至らなかった」と説明しているとのことだ。(翻訳・編集/北田)
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