銀行が大量のキャッシュカードを一斉ロック、その理由は―中国

Record China    2023年5月12日(金) 14時0分

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11日、新浪の微博アカウント「新浪銀行」は、雲南省で中国建設銀行のキャッシュカードが一斉に使用できなくなるトラブルが発生したと報じた。

2023年5月11日、新浪の微博(ウェイボー)アカウント「新浪銀行」は、雲南省で中国建設銀行のキャッシュカードが一斉に使用できなくなるトラブルが発生したと報じた。

同アカウントによると、近ごろ雲南省の複数のネットユーザーから「中国建設銀行の多くの口座でキャッシュカードがロックされ、手続きができなくなっている」との情報が寄せられた。同省昆明市にある同銀行の2支店に問い合わせたところ「振り込め詐欺を防ぐためにキャッシュカードをロックした」との回答があったという。

多くの口座のキャッシュカードが一斉にロックされたことで、現地の同銀行支店ではここ数日ロック解除を求める市民が大勢訪れており、場合によっては列に並んで3〜4時間は待つ必要があるという。

中国銀行保険報が11日に報じたところによれば、同銀行の雲南省支店は今月4日に振り込め詐欺の注意喚起を行う声明を出しており、その中で「セキュリティーリスクのあるキャッシュカードに対する管理、制御を行い、顧客の口座と資金の安全を守る。制御の対象となった場合も必要以上にパニックにならず、近くの拠点で手続きを受けるように」と記していた。

この件について、中国のネットユーザーは「なんだかもう自分のお金じゃないみたいだ」「雲南省は振り込め詐欺が特に横行してるみたいだからな」「それにしてもみんなまとめてロックするというのは……」「口座に大してお金が入ってないなら、もういいやってなりそう」「他の銀行も同じことやってるよ。そしてロック解除には証明書類が必要で、すごく面倒だった」「もう現金で持っているのが一番安全かもしれない」「1人の犯人を捕まえるためなら何人犠牲になっても構わないという考えの典型例」「自分のカードはロックされていない。何でもかんでも理由なくロックしている訳ではないと思う」といった感想を残している。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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