初音ミクと結婚した日本人男性2人に、中国ネット民「なぜか感動」「理解はできないけど…」

Record China    2023年5月16日(火) 22時0分

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日本のテレビ番組で紹介された「初音ミクと結婚した男性」が、中国のネットユーザーの間で話題になっている。

日本のテレビ番組で紹介された「初音ミクと結婚した男性」が、中国のネットユーザーの間で話題になっている。

中国版ツイッター・微博(ウェイボー)の在日中国人ブロガーは15日、「数年前に2次元キャラとの結婚という報道に衝撃を受けた。それから数年たち、彼らの“結婚生活”はどうなのか。番組が2人の男性を取材した。彼らは『フィクトセクシュアル』と呼ばれ、増え続けているそうだ」と投稿した。

この投稿で紹介された番組はTBS系「news23」。バーチャルキャラクターの初音ミクと“結婚”した39歳と58歳の男性2人の結婚生活を追った内容で、男性らは初音ミクの等身大のフィギュアに洋服を着せたり、脳内で会話をしたり、時には外に連れ出して外食(2人分を注文)や、散歩を楽しんだりしている。

男性らは「自分と同じように考えている人たちの背中を押せればと思って結婚した。そうしたいと思っている人たちが世の中には潜在的にいると思っている」「そんなに特別な目で見られないようになってほしい。私は変なことを言われても構わないが、うちのミクを変な風に言われるのは嫌。ほかのフィクトセクシュアルの人たちもそうだが、それぞれのパートナーが変な目で見られないようになってほしい」などと語っている。

番組内ではこのほか、2017年に日本性教育協会が行った調査で、ゲームやアニメのキャラクターに恋愛感情を持つ人の割合が男子大学生で14.4%、女子大学生で17.1%に上ったことや、2次元キャラクターとの結婚証明書の発行サービスを行っている会社では依頼の9割が女性であることなどが紹介されている。

こうした現状に中国のネットユーザーからは「なぜだかちょっと感動した」「友人から2次元キャラとの結婚式に招待されたら、私はすごくうれしい!」「私はオタクじゃないけど、子どもの頃からアニメを見て育ってきた身としては全く意外じゃなく、理解できる」「好きなキャラが多すぎて誰と結婚しようか迷う」といった声が上がる一方、「ミクのファンの一人としては、すんなり受け入れられないところもある」「ほかはいいとして、レストランで2人分注文して、結果一人で全部食べないといけないというのだけはキツイな」などの声も。

また、「こういう考え方を理解はできないが、他人に影響を与えたり傷つけたりしない中で、自分の好きなことをしたり、好きな生活を送ったりすることは、何ら悪いことではないと思う。人生は短くて苦しい。自分の心に従うのがいいと思う」「彼らは本当にしっかりと感情に向き合っている。結婚についてはあまり理解できないけど、3次元での煩わしいことがない分、逆に純粋だと思う」との意見や、「人工知能(AI)が台頭して、こういう選択をする人がこれからもっと増えるだろうな」とのコメントも寄せられている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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