Record China 2023年5月21日(日) 21時0分
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16日、中国のポータルサイト・百度に、「『鬼滅の刃』なぜ炭治郎は上弦の陸を倒したのに柱になれないのか」と題する文章が掲載された。
2023年5月16日、中国のポータルサイト・百度(バイドゥ)に、「『鬼滅の刃』なぜ炭治郎は上弦の陸を倒したのに柱になれないのか」と題する文章が掲載された。(※本文章はネタバレを含みます)
現在放送中のテレビアニメ「鬼滅の刃」は吾峠呼世晴氏の漫画が原作。主人公の竈門炭治郎が、鬼にされた妹・禰豆子を人間に戻すために「鬼殺隊」に入隊し、仲間と共に鬼と闘う姿を描く。
最初に文章は、「『鬼滅の刃』における鬼殺隊の昇級の設定について、多くのファンはあまり詳しくないだろう」と前置きし、「結局多くの視聴者は炭治郎とその同期4人が成長し、柱になることを望んでいるはずだ。実際、遊郭編では炭治郎は上弦の陸(ろく)の一人、妓夫太郎を倒したが柱になることはなかった。その理由について簡単な分析と説明をしよう」と述べた。
アニメ最新話については、「炭治郎は持ち前の謙虚さから、鬼の中で上から4番目の強さである上弦の肆(し)・半天狗との戦闘で、その討伐を不死川玄弥に譲ろうとした。炭治郎は玄弥の柱になりたいという夢をかなえさせてやりたかったのだが、このことにあれこれ言う人が出てくるのは避けられない」と考察した。その上で、「遊郭編で上弦の陸は、厳密にいうと炭治郎が討伐していた。しかしなぜ、刀鍛冶の里編になっても、炭治郎は一般の鬼殺隊員として扱われ、柱の地位に昇格しなかったのか」と疑問を提起し、「この疑問への答えは簡単だ」と述べた。
そして、「柱になるための条件は個人の戦績を主とし、50体の鬼を倒すこと、あるいは、下弦を含めた十二鬼月の内の1体を倒すことである」とし、「上弦の陸の討伐はチームワークで成し遂げたと言ってもよい。これは音柱である宇髄天元の功績が最も大きく、彼により成すべきことが全て成し遂げられた。炭治郎、我妻善逸、嘴平伊之助の3人組は戦闘で主に補助を務めたため、彼らではなく音柱の功績とみなされた。さらに手柄はそれぞれの隊員に分けられたので、炭治郎の昇進速度も遅くなった」と分析した。
また、文章は原作である漫画版にも言及。「実際、最後まで炭治郎が柱になるのを目にすることはなかった。漫画の後半ではページ数が大幅に短縮され、戦闘頻度は急上昇する。一気に3体の上弦の鬼たちと、それらを従えた黒幕・鬼舞辻無惨と直接対決することになり、決着がつけられた」とした上で、「鬼の存在しない世界では鬼殺隊の存在意義も自然となくなり、柱かどうかは問題ではなくなった。そして最終的に、鬼殺隊の制度やチームも全てなくなったのだ」と考察した。
炭治郎による鬼舞辻無惨討伐への功績については、「お館様こと産屋敷耀哉の承認を得たので、炭治郎には大金が送られた。何もせずとも飲み食いするのには十分で、想像もつかない程に桁が違っていた。炭治郎は事実上、柱相当の実力であることが暗黙のうちに認められた」とし、「加えて、炭治郎は響凱を討伐した際、柱相当の実力を持っていたと言えるが、残念ながら響凱はその時すでに十二鬼月から外されていた。もちろん、炭治郎の実力は厳密には、刀鍛冶の里編の後半になってから、大正時代の柱の平均的な戦闘力に到達したと言える」と締めくくった。(翻訳・編集/柳朱音)
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