「今日も食べたいって言われたらどうしよう…」韓国の母親を悩ませる中国の食べ物とは

Record Korea    2023年5月21日(日) 11時20分

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17日、韓国メディア・韓国経済は「辛い物好きの大人に人気の食べ物だった麻辣湯が小学生の『ドリームフード』となっており、影響が心配されている」と伝えた。

2023年5月17日、韓国メディア・韓国経済は「辛い物好きの大人に人気の食べ物だった麻辣湯が小学生の『ドリームフード』となっており、影響が心配されている」と伝えた。

麻辣湯は中国・四川省発祥の料理で、さまざまな香辛料で香りをつけた油にスープを加え、野菜、肉、海産物などの材料を入れて煮込んだスープ料理。業界によると、やみつきになる辛さで韓国でも人気になったのは数年前からだが、今では大衆的な料理として定着したと言える。店で自分の好きな具材を好きなだけ入れて調理するよう注文できるスタイルも人気の要因の一つだという。昨年、フードデリバリーアプリ「配達の民族」が発表した資料によると、2021年に同アプリで10代の若者が最も多く注文したメニュー1位は麻辣湯だった。NAVERの22年ブログ分析でも、10代の女性の関心事1位は「麻辣湯」だという結果が出ている。

YouTubeには麻辣湯を食べる動画が多く投稿されており、最近では小学生に人気のユーチューバーだけでなく、小学生ユーチューバーによる動画投稿も多い。記事によると幼児をターゲットにしたYouTubeチャンネルでも麻辣湯を食べる動画が見られるという。子供たちにとって、友達と一緒に麻辣湯を食べに行くことは特別な日の必須コースとなりつつあり、子供の誕生日パーティーを麻辣湯店で開く親も多いという。こうした中で小学校低学年・中学年も関心を持つようになり、「一度麻辣湯を食べるのが夢」という声まで出ているほどだという。

ただ、記事は「肉、海鮮、野菜などさまざまな材料が入っているが、辛く刺激的で油も多く使う料理だけに、子供たちに無分別に摂取させることを懸念する声も広がっている」と指摘する。

ネット上では「カッコつけのために無理して辛い物を食べているようだ」「友達と食べに行くのをやめないとお小遣いをストップすると子供に言ったら、『友達と遊ぶなということか』と言われた」「子供の成長によくないと聞いて心配だ」「子供が好きなので食べさせないわけにもいかないが、下痢などが心配だ」などの投稿が見られる。

麻辣湯に用いられる香辛料は消化器官を刺激すると知られており、何度も繰り返し摂取した場合、下痢や胃炎などの疾患を招きかねない。塩分の多さも問題視される。また、3月に食品薬品安全処が麻辣湯を調理し配達・販売している飲食店3998店舗について、17の地方自治体と共に調査した結果、51店舗が食品衛生法違反で摘発されている。こうした麻辣湯店の衛生問題も、親の心配の種だと記事は伝えている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「こんな物がなぜはやるのか。子供の健康によくないよ」「うちの町にある麻辣湯の店には本当に小学生しかいなかった。驚いたよ」「なぜそんなに人気なのか全く理解できない味だった」「韓国で作ってる麻辣湯は衛生状態がひどいと聞くよ」「どんなに衛生的に良くない物か、知ればきっと気絶する」「麻辣湯の材料がどんな環境で製造されているのかも見せてやればいい」「中国を嫌ってるくせに中国料理を食べる人たちは何なの?」「子供たちが動画を見るんじゃなく、日が暮れるまで外で汗をかいて跳ねまわって遊ぶ世の中がまた来るといいな」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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