韓国の輸出を支えるリチウムイオン電池が初の貿易赤字、原因は?=韓国ネット「大統領の功績だ」

Record Korea    2023年5月23日(火) 10時0分

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21日、韓国・京郷新聞は「韓国の輸出を支えるリチウムイオン電池の貿易収支が初めて赤字を記録した」と伝えた。資料写真。

2023年5月21日、韓国・京郷新聞は「韓国の輸出を支えるリチウムイオン電池(二次電池)の貿易収支が初めて赤字を記録した」と伝えた。

韓国貿易協会の輸出入統計によると、1~4月のリチウムイオン電池の輸出額は25億191万ドル、輸入額は29億7800万ドルで、4億7607万ドルの貿易赤字を記録した。水酸化リチウム、コバルトなどバッテリーの原材料は国内需給が難しく以前から赤字だが、バッテリー完成品の輸入額が輸出額を超えたのは12年に当該品目の集計を開始して以来、初めて。この赤字について、記事は「米国、ドイツ、インドなどに対しては黒字だったが、中国からのの輸入が増え、輸出額を圧倒する結果になった」と説明している。1~4月の輸入額における中国依存度は95%に達するという。

現代自動車グループは起亜と現代の電気自動車(EV)に世界シェア1位のバッテリーメーカー、寧徳時代新能源科技(CATL)のバッテリーを使用している。今年発売予定のEVにもCATLのバッテリーを搭載する計画で、これが輸入増加につながった可能性がある。また、韓国内のEVバスは大多数が中国製だという。

さらに、韓国メーカーが中国など海外で生産したバッテリーを韓国内に逆輸入していることも影響したとみられている。LGエナジーソリューションは南京に、SKオンは常州、恵州、塩城にバッテリー工場がある。産業通商資源部によると、最近輸入された二次電池の過半数が韓国メーカーが海外で生産し国内の顧客会社に納品したものだという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の功績だね」「なぜ赤字に転落したかって?。大統領のせいだよ」「外交も経済も0点の政府は初めてだな」「予見されていたことじゃない?。バッテリー工場はほとんど米国にあるんだから」「この5年間で国内生産の競争力は失われ、みんな海外に出ていってしまったのだから、貿易赤字が深刻になって当たり前だ」などの声が寄せられている。

その他、「なぜ現代自はCATLの製品を使うんだ?。いくらコスパがよくても、わざわざ中国の物を選ぶとは」「現代・起亜自のEVがたくさん売れても、バッテリーが中国製ではね…」といったコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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