「もう産まれそう、助けて」妊婦の頼みを拒否した韓国の警察官、ネット上に賛否の声

Record Korea    2023年5月24日(水) 8時0分

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23日、韓国・YTNなどによると、出産が迫る妻を車に乗せて病院へ向かっていた男性が警察官に助けを求めたが、「管轄地域外だ」との理由で断られていたことが分かり、物議を醸している。資料写真。

2023年5月23日、韓国・YTNなどによると、出産が迫る妻を車に乗せて病院へ向かっていた男性が警察官に助けを求めたが、「管轄区域外」との理由で断られていたことが分かり、物議を醸している。

記事によると、男性は11日、釜山市内で出産の兆候が出た妻を車に乗せ、かかりつけの産婦人科に向かった。途中、道路に渋滞の兆しがみられたため車を停め、道路脇に停車していたパトカーに助けを求めたが、「20キロメートル離れた産婦人科は管轄区域外」との理由で断られた。やむを得ず再び車を出発させたが、妻の陣痛が強まったため、今度は110番通報し助けを求めた。ところがここでも、119番に連絡してみるよう言われて断られたという。

その後しばらくして男性は道路上で取り締まりをしていた警察官を発見し声を掛け、ようやくパトカーのエスコートを受けて産婦人科に向かうことができた。

なお男性の妻は無事に出産を終え、護送を拒否した地区隊側は男性に「現場の警察官の状況判断が間違っていた」と謝罪したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「119番でも110番でも人助けが優先。管轄なんて関係ない」「殺人犯でも管轄区域外なら逃がすのか?」「税金がもったいない」など警察官の対応に疑問の声が上がっている。

一方で「警察官は悪くない。119番と110番がきっちり区分されているのだから、医療機器を搭載している119番を案内するのは正しい判断」「警察は妊婦の移動を手伝う機関ではない」と擁護する声や、「急を要する状況なら、20キロも離れた病院ではなく、近くの病院に行くべきだったのでは」「最初から救急車を呼べばよかったのに」と指摘する声も見られた。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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