人民網日本語版 2023年5月26日(金) 12時30分
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中国のZ世代が恋愛で最も重視することは「一緒に進歩できる」だった。写真は5月20日、河北省張家口市で開催された第1回結婚の誓い合同セレモニーで自分の名前を書く新郎新婦。
「520」や「521」の中国語の発音が、「愛している」という意味の「我愛你」に似ているため、中国では多くの若者がその日に、愛する人に自分の思いを伝える。そんな中、独身の李清玉(リー・チンユー)さんは、「『ストイック型恋愛』をしたい。両想いであることを前提に、フィットネスのパートナー、勉強を監督してくれる相手、語り合える相手となってくれるパートナーを見つけて、一緒に進歩したい」としている。中国新聞社が伝えた。
李さんは「Z世代」の「ストイック型恋愛」という代名詞を受け入れている。優酷とDT財経が共同で発表した「2022中国青年の恋愛の傾向」報告によると、「Z世代」が恋愛で最も重視することは「一緒に進歩できる」だった。そして、「95後(1995~99年生まれ)」の5割以上がこうした「ストイック型恋愛」を選び、パートナーを「相棒」として、競争に巻き込まれるのではなく、自分からストイックに競争に参加し、互いに励まし合いながら、レベルアップを目指したいと考えていた。
燕山大学心理健康教育サービスセンターの教師で、国家二級心理カウンセラーの徐静英(シュー・ジンイン)教授は、「パートナーと『相棒』になるという考えには賛成。今の若者は社会で生き抜き、キャリアアップするために大きなプレッシャー、孤独を感じている。同じ思いを持つパートナーと励まし合いながら、一緒にチャレンジするのであれば、頑張り続けやすい。恋人と一緒に講義に出たり、大学院試験の勉強をしたり、社会実践に参加したりする大学生も多い。その過程で、相手に対する理解を深めたり、切磋琢磨したりして、絆を深め、成長することができる」との見方を示す。
徐さんは、「20歳くらいの青年の心理的成長の段階という観点から考えると、絆や愛を必要としている段階。愛すること、愛されることを渇望している。心理的に成長するために、誰かと絆を築き、愛を渇望する心を満たす必要がある」と語る。
では、どのように自分に合った愛のパートナーを見つけることができるのだろう?今の若者はその新しい方法をどんどん編み出している。例えば、アンケートを通して気の合うパートナーを探す人もいる。また、意気投合した人と「マーダーミステリー」をし、そこで「恋が芽生える」というパターンもある。さらに、財テクに関するコメント欄で「恋人を募集」する人もいる。
リーディングカンパニーの多くが性格診断であるマイヤーズ・ブリッグスタイプ指標(MBTI)を面接に採用しているように、張奕彤(ジャン・イートン)さん(26)は、それを利用して恋人を見つけたといい、「私と彼氏はMBTIがきっかけで付き合うようになった。私はENFP(広報運動家)で、INTJ(建築家型)の人と合うという結果だった」と話す。
パートナーの性格を重視するほか、張さんは「愛を育むことも大切。恋愛バラエティー番組を見て、何に注意しなければならないかとか、人間関係のこつを勉強することもある」と話す。
どのようにパートナーを探すかについて、約300組のカップルの「仲人」となってきた河北省石家荘市の周世鵬(ジョウ・シーポン)さんは、「まず相手の人となりを見るのが重要。次に互いにどれほどの思いを抱いているかが大切。結婚を勧める時は、まず性格のことを考える。それぞれの性格が相手を補えるパターンの方が成功率が高い。次に、趣味や家庭環境が似ているかがカギだ」と紹介している。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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