中国国旗掲げ物議醸した台湾選手「家族はみんな民進党を支持」―台湾メディア

Record China    2023年6月2日(金) 17時0分

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テコンドーの大会の表彰式で中国国旗を掲げた台湾選手が、家族はみんな民進党を支持していることを明かした。

テコンドーの大会の表彰式で中国国旗を掲げた台湾選手が、家族はみんな民進党を支持していることを明かした。中国時報や聯合報など複数の台湾メディアが伝えた。

先日、韓国で開かれたアジア太平洋マスターズゲームズのテコンドー・プムセ(型)個人40歳部門で銅メダルを獲得した台湾の李東憲(リー・ドンシュエン)選手が、表彰式で中国国旗の「五星紅旗」を掲げ、物議を醸した。この件をめぐっては、台湾の陳建仁(チェン・ジエンレン)行政院長も「彼が共産党員であるか調べる」と表明するなど、波紋を広げている。

渦中の李選手は5月30日、福建省アモイ市で開かれたフォーラムに出席した際、台湾メディアのインタビューを受け「台湾人は頻繁に本土に行き、自分の姓の由来を知り、文化の根源を理解すべき。『台湾独立』の侵害を受けず、正々堂々と中国人になるべき」と語った。

また、騒動後に中国版TikTok「抖音(Douyin)」のフォロワーが20万人近くも増えたことを明かす一方、「自分が『網紅(ネット有名人)』だとは思っていない。有名になるために五星紅旗を掲げているわけでもない。ただ、結果として私が行う交流の仕事が広まれば喜ばしい」とした。

本人によると、家族はみんな民進党を支持しているそうで、父親は今も理解を示さず、たまに李選手を嘲笑することもあるという。母親は生前、李選手が台湾市民から罵倒されることを心配していたものの、「自分が正しいと思うことであれば他人の目を気にせず真剣にやりなさい」と背中を押してくれたとのこと。

両岸の交流に従事するようになってからは家族や友人と会う機会が減り、トラブルを避けるため実家に帰るのは年越しの時だけにしていたそうだ。

李選手は「自分は成人で、自分の考えがある。是非は自分で見極められる」とした上で、「自分は普通の一般市民。民進党を見限ったのは政策に問題があると感じたから」と語った。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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