2023年6月1日、韓国・ハンギョレ新聞は「現代・起亜自動車が自動車の生産・販売を始めてから61年にして、累積販売数1億5000万台を達成した」と伝えた。

現代・起亜自が1日に発表した5月の販売実績資料によると、現代自は先月、前年同月比7．8％増加の34万9194台を販売した。起亜自は14．4％増加の26万8593台（軍用車など特殊車両546台を含む）だった。関係者は「半導体部品不足が徐々に緩和されて生産量が増えており、供給の拡大が続いている」と話している。これにより、今年5月までの累積販売台数は現代自9451万5314台、起亜自5593万2780台の合計1億5044万8094台を達成したという。

現代・起亜自動車の歴史は、起亜自が1962年にオート三輪「K360」の生産を始めたことから始まる。それから61年で販売数1億5000万台を突破した。2016年4月に1億台を記録してから7年となる。これまで最も多く販売された車種は現代自「アバンテ」で、グローバル市場で1500万台以上販売されたと推計される。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「よくやった。これからも頑張ってほしい」「現代自はいい車を造ってる」という喜びの声以上に、「うれしいニュースではあるけど、現代自グループは自国民に対して何をしてるんだと複雑な気分にもなる」「海外じゃ安く売ってる車を韓国内では高額で売ってる」「経済的に余裕があれば現代・起亜自の車には乗りたくないよ」「貴族労組がなければ世界一の自動車生産大国になっていただろうに」などのシビアなコメントが寄せられている。（翻訳・編集/麻江）