Record Korea 2023年6月6日(火) 7時0分
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5日、韓国・マネートゥデイは「韓国の産業全般で“脱中国”現象が起きているとの調査結果が出た」と伝えた。資料写真。
2023年6月5日、韓国・マネートゥデイは「韓国の産業全般で“脱中国”現象が起きているとの調査結果が出た」と伝えた。
韓国貿易協会の国際貿易通商研究院によると、今年1~3月期の対中国輸出依存度は19.5%だった。20年は25.9%、21年は25.3%、22年は22.8%と減少を続け、ついに20%を下回った。
昨年の対中国輸出は21年に比べて4.4%減少したが、中国を除く市場での輸出は9.6%増加した。今年の1~3月期までの「中国以外の市場」の輸出(マイナス6.8%)も中国(マイナス29.8%)に比べ相対的に良好な数値を記録している。
韓国貿易協会は「21年から今年1~3月期まで2次電池、石油製品、石油化学、鉄鋼、自動車部品、ディスプレー、プラスチック製品の分野で中国向け輸出依存度が3ポイント以上下落した」と説明したという。
企業は“脱中国”現象の中で米国、豪州、インド、ベトナムなどに活路を見出している。今年1~3月期の米国輸入市場における韓国商品のシェアは、1990年(3.73%)以降で最高水準(3.59%)を記録した。豪州は石油製品を中心に輸出が増え、今年1~3月期の輸出増加率(8.8%)が10大輸出国のうち最も高かったという。
対インド輸出は石油化学、鉄鋼、ディスプレー、二次電池、プラスチック製品の5品目で好調だった。ベトナム向け輸出は自動車部品、ディスプレー製品で拡大していると分析された。
韓国貿易協会関係者は「対中国輸出不振の中でも、米国、インド、豪州、ベトナムを中心に輸出が増加し、輸出市場の多角化がすでに進んでいる」と話したという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「望ましい現象だ」と喜ぶ声も寄せられているが、「中国に輸出しなくても総額がそのまま、もしくは増えなければ脱中国とは言えない」「脱中国ではなく、中国が韓国製品を輸入しなくなったんだよ」「良く言えば脱中国。実情は冷遇されている」「ただの輸出減少」などと懸念する声も数多く見られた。(翻訳・編集/堂本)
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