中国で大ヒットを記録したアニメーション映画「すずめの戸締まり」の新海誠監督が、中国を訪問した時のことを「夢のような時間」と振り返った。

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同作は17歳の女子高校生・岩戸鈴芽（すずめ）が「扉を探している」という青年・宗像草太と出会ったことをきっかけに、日本各地の古い扉からこちら側に出てこようとする災いを阻止するため扉を閉める旅に出るというファンタジー作品。

中国では今年3月24日に公開されると、ファンや若い世代を中心に大ヒットし、公開から13日連続で1日の興行収入1位を記録した。4月4日には同監督の「君の名は。」の5億7600万元（約110億円）を抜き、中国での日本アニメ映画歴代興行収入記録を更新。中国での上映期間は2度延長（6月23日まで）されており、記録は今も更新中だ。

中国版ツイッター・微博（ウェイボー）の同作の公式アカウントは3日、新海監督のメッセージ動画を投稿した。新海監督は動画で「映画『すずめの戸締まり』が中国で公開してからもう2カ月以上がたちました。上映回数は少なくなってきていますが、それでも何度も何度も映画館に足を運んでくださっている方もまだ多くいらっしゃるそうで、さらには各都市での終映上映会も行ってくださっていると聞いています。そんなふうに『すずめの戸締まり』を長く愛してくださって本当にうれしいです。ありがとうございます」と感謝を述べた。

その上で、「2カ月前にキャンペーンで中国に行った時のたくさんの感動や驚き、あの夢のような時間を今でもよく思い出しています。中国でたくさんの友人ができたことが、今でもとても幸せです」とし、「『すずめ』の次の新しい作品を作ったら、その作品を持って中国に行って、皆さんと再会することを僕は楽しみにしています。その時にはまた映画館に見にきてください。皆さん、改めまして、ここまで『すずめの戸締まり』を愛してくださって本当にどうもありがとうございました」と語った。

このメッセージにファンからは「こちらこそありがとうございます」「新海誠さんが永遠に大好きです」「3年後（新海監督の新作公開がほぼ3年ごとであることから。中国では『3年の約束』とも言われる）にまた会いましょう。『すずめの戸締まり2』で。私は完全にとりつかれちゃった（笑）」「痩せましたね。作品作りと同時に、健康にも気を付けてください！」「次の作品にも期待しています」「次に会えるのを楽しみにしています」などのコメントが寄せられている。（翻訳・編集/北田）

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— 中国動画 (@RC00547555) June 6, 2023