韓国の対中輸出がた落ち「中国のせいにしている」と中国メディア

Record Korea    2023年6月8日(木) 19時0分

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中国メディアの観察者網は7日、韓国について「対中輸出ががた落ちしたことをむしろ中国のせいにしている」とする記事を掲載した。写真は中国の青島港。

中国メディアの観察者網は7日、韓国について「対中輸出ががた落ちしたことをむしろ中国のせいにしている」とする記事を掲載した。

韓国産業通商資源部のまとめによると、今年1月から5月までの中国向け輸出額は前年同期比27.3%減の497億ドル(約6兆9400億円)だった。

月別の対中輸出額は、1月が92億ドルで2020年1月以来3年ぶりに100億ドルを割り込み、5月まで100億ドル前後で小幅な上下を重ねている。

対中輸出の減少傾向は昨年6月から12カ月連続で続いている。貿易収支もこの1年で昨年9月に黒字を記録したのを除くと赤字が続いた。

韓国貿易協会によると、輸出総額で中国が占める割合も21年の25.3%から昨年は22.8%、今年1~3月は19.5%に減っている。

今年第1四半期の主要品目別の対中輸出は、半導体(-44.6%)、石油製品(-20.6%)、石油化学(-26.2%)、鉄鋼(-23.9%)、自動車部品(-34.0%)、ディスプレー(-52.8%)、二次電池(-38.7%)と一斉に大幅に下落した。

観察者網の記事は、こうした状況を取り上げた上で、韓国メディアが「韓国の輸出市場の変化は、中国の景気回復が遅く進行し、中国の内需萎縮が依然として現在進行型であることなどと関係している」と「中国のせいにしている」と伝えた。

記事はまた、最近の対中貿易赤字の拡大について、韓国貿易協会の鄭晩基(チョン・マンギ)副会長が「韓国の輸出の4分の1が中国に輸出されているため、業界は輸出構造を改善して対中依存を下げなければならない」と述べたことなどにも触れた。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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