2014年7月22日、中国メディアBWChineseは邱林（チュー・リィン）氏の署名記事「米国の裏庭で中国版マーシャル・プラン」を掲載した。

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大国が競う外交ゲームにおいて、米国は戦略的ミスを犯している。それはオバマ大統領が提唱するリバランス戦略だ。中国の台頭に対抗するべく、米国はその精力の大半をアジアに注ごうとしているが、自らの裏庭であるラテンアメリカをおろそかにしてしまっている。

そのすきにつけ込んだのが中国だ。先日、習近平（シー・ジンピン）国家主席がラテンアメリカを訪問、ブラジルやアルゼンチンと経済協力で同意した。第2次世界大戦後にアメリカは共産主義勢力の拡大を防ぐため、欧州諸国を経済的に援助するマーシャル・プランを断行した。習主席の外訪は「中国版マーシャル・プラン」とでもいうべきもので、ラテンアメリカでのプレゼンス拡大を狙っている。

米誌ナショナル・インタレストは、もし米国が対ラテンアメリカ政策を転換しなければ、中国が同地域の主導権を握ることになると警告している。（翻訳・編集/KT）