チャウ・シンチー来日、日活×東宝東和がアジア映画レーベル発表―第1弾は「西遊記 はじまりのはじまり」

Record China    2014年7月23日(水) 15時20分

拡大

22日、映画会社の日活と東宝東和が初連携して展開するアジア映画レーベル「GOLDEN ASIA」の作品発表記者会見が東京・六本木であり、第1弾作品「西遊記 はじまりのはじまり」(11月公開)のチャウ・シンチー(周星馳)監督が出席した。

(1 / 3 枚)

2014年7月22日、映画会社の日活と東宝東和が初連携して展開するアジア映画レーベル「GOLDEN ASIA」の作品発表記者会見が東京・六本木であり、第1弾作品「西遊記 はじまりのはじまり」(11月公開)のチャウ・シンチー(周星馳)監督が出席した。

その他の写真

「GOLDEN ASIA」はアジア各国で興行収入1位、映画賞受賞など実績あるヒット作が対象。「日本とアジアの架け橋として、各国の第1級の作品を紹介する」としている。日活は昨年、配給したインド映画「きっと、うまくいく」(09)がヒット。東宝東和は1970〜80年代、ブルース・リー(李小龍)やジャッキー・チェン(成龍)、ホイ兄弟のコメディー「Mr.Boo!」シリーズなどアジア作品の配給してヒットさせた実績がある。今回は急速に成長するアジアの映画市場に注目し、ハリウッド作品に匹敵する予算、高品質の作品を公開する。

第1弾の「西遊記 はじまりのはじまり」は、香港が生んだ喜劇スター、チャウ・シンチー監督の最新作。中国本土で昨年爆発的にヒットし、世界興行収入200億円を突破した話題作だ。西遊記を題材には90年代、「チャイニーズ・オデッセイ」2部作もヒットさせた実績があり、今回も独創的なエピソード、解釈で古典に新たな息を吹き込んでいる。

この日会見したチャウ・シンチーは、西遊記について「とても好きなので撮りたかった。いろいろな要素が含まれる話なのでシリーズものとして考え、すでに続編を考えている」と語った。今回は監督のみで主演していないことについて「自分に合った役がなかったから。僕は主人公しかやらないので。脇役にはまったく興味がありません」と大スターの余裕も見せた。

さらに、劇中には日本の往年のヒットドラマ「Gメン75」で挿入曲を採用。「僕がGメンの大ファンだから。三蔵法師が弟子3人を連れて妖怪を退治する物語は、Gメンに合っていると思った」と説明。西遊記と関連する日本の人気漫画ドラゴンボール」についても「大きな影響を受けた。悟空の見た目が変貌するなど、さまざまな点でひらめきを得た」と話し、日本からの影響にも触れた。

「GOLDEN ASIA」レーベルは第2弾作品としてインドの人気俳優アーミル・カーン(『きっと、うまくいく』)主演のアクション「チェイス!」、第3弾として同じくインド映画「BHAAG MILKHA BHAAG」を公開する。(文/遠海安)

作品写真:(C) 2013 Bingo Movie Development Limited

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携