CRI online 2023年6月17日(土) 21時20分
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日本映画界の巨匠・山田洋次監督(91)が16日、今開催中の上海国際映画祭で行われた新作映画『こんにちは、母さん』の記者会見と舞台あいさつに臨みました。
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日本映画界の巨匠・山田洋次監督(91)が16日、今開催中の上海国際映画祭で行われた新作映画『こんにちは、母さん』の記者会見と舞台あいさつに臨みました。この映画は最高賞の「金爵賞」を競う長編コンペティション部門にノミネートされており、山田監督の90作目で、同日、上海でプレミア上映されました。
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この作品は『母べえ』(2008)『母と暮せば』(2015年)に続く『母』3部作として、人の温かさを描いた家族の物語で、日本を代表する名女優・吉永小百合と国民的人気俳優・大泉洋が共演しています。
会見に出席した山田監督は「上海国際映画祭に、とても親しみを感じている。1995年に第2回上海国際映画祭に参加し、それ以来多くの作品が金爵賞にノミネートされたり、上海映画祭で上映されたり、監督賞を受賞したりした。今回新作がまた、上海で上映されて、とても光栄だ」と語りました。
また作品のテーマ「母親の恋」について、山田監督は母親の再婚を経験したことを挙げ、「この作品には、僕がその時に母親に対して感じた息子としての戸惑いや悩みが重なっているかもしれない。ひとりの母親であると同時に、ひとりの女性であるし、ある男性を好きになることは人間として仕方のないことなのだと思う」と話しました。
会見後、山田監督が舞台あいさつに登壇し、およそ千人が入ったシアターの会場には割れんばかりの拍手がわき起こりました。今回の上海国際映画祭期間中に約3500席分のチケットが即売り切れ、上映前から盛況を迎えたことに、山田監督は「こんなに大きな劇場は日本にはない。圧倒されている。上海の映画ファンのみなさん、僕の映画を見に来てくれてありがとう」と観客に感謝を伝えました。
なお、上海国際映画祭最高賞の「金爵賞」を競う長編コンペティション部門の授賞式は今夜17日の19時30分から行われ、『こんにちは、母さん』は結果発表が期待される作品とみられています。(提供/CRI・取材/趙雲莎)
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