韓国、先月の日本からの魚介類輸入量が30%以上減少=ネット「『日本産』の表示は見ないのに…」

Record Korea    2023年6月20日(火) 10時0分

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19日、韓国・聯合ニュースは「先月の日本からの魚介類輸入量が30%以上減少した」と伝えた。2カ月連続の減少で、輸入額も2カ月連続で減少した。

2023年6月19日、韓国・聯合ニュースは「先月の日本からの魚介類輸入量が30%以上減少した」と伝えた。2カ月連続の減少で、輸入額も2カ月連続で減少した。

関税庁の貿易統計によると、活魚、冷蔵・冷凍魚類、甲殻類、軟体動物などを全て合わせた魚介類の先月の日本からの輸入量は前年同期比30.6%減少の2129トンだった。1~3月は増加が続いていたが4月に減少に転じ、5月も減少が続いた。5月の日本からの輸入額も、1406万7000ドル(約20億円)で前年同月比1.8%減少した。やはり1~3月は増加したが4月に減少に転じ、5月も減少を記録した。

記事は「昨年4~5月は輸入量、輸入額共に2桁の増加を見せたのとは対照的だ」と指摘。「東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出が迫り、日本の水産物への懸念が拡大していることと無関係ではないとみられる」と伝えている。今月12日から汚染水を海洋放出する設備の試運転が始まり、韓国内では不安が広がっているという。

韓国政府は13年9月から福島をはじめとする8県からの水産物輸入を禁止している。このため日本からの魚介類輸入規模は14年まで減少が続き、その後は一部で回復を見せていた。先月の輸入量は福島第一原発事故前の10年5月(7475トン)に比べ28.5%水準にとどまった。輸入額は91.2%水準と高かったが、これは以前より高価な活魚の輸入が増え、相対的に安価な冷蔵・冷凍魚類の輸入が減ったため。

東京電力は今月5日、福島第一原発の港湾内で5月に捕獲したクロソイから1万8000ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。日本の食品衛生法が定める基準値(1キログラム当たり100ベクレル)の180倍に達する。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「今も日本産を輸入してたのか」「日本の水産物は随時フェリーで釜山に運ばれている。でも釜山の刺身店などでは日本産だと売っているのを見かけない。国産の魚だと思って食べているのが日本産だということはありえる」「市場や刺し身店では『日本産』という表示を全く見ないのに、輸入はしてたわけ?全て国産として売ってるのか?」「リスクを甘受してまで輸入しなきゃいけない理由は何だ」などのコメントが寄せられている。

その他、「福島沖にいた魚たちがじっとしてるわけがない」「同じ海なのに国産も外国産もないでしょ」「みんなこぞって日本旅行に行ってるけど、現地で食べてる水産物はどうなんだ」などの声も見られた。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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