昨年、脱税の話題が報道された中国の俳優ダン・ルン（鄧倫）について、今後は芸能界に戻ることはないのではないかとの話題が報じられている。

ドラマ「霜花の姫〜香蜜が咲かせし愛〜」などで知られる人気俳優ダン・ルンに、脱税騒動が持ち上がったのは昨年3月のこと。所得の虚偽申告によって4765万元（約9億4000万円）の個人所得税の納付を逃れたと報じられ、上海市税務局では追徴分と滞納金、罰金を含めて1億600万元（約21億円）の支払い決定を下した。なお、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）のアカウントは即閉鎖され、約20社に及んだ広告契約を一気に失った上に、現在まで全面的な封殺状態が続いている。

今年3月には浙江省杭州市で姿を見せ、「オーラが消えた」などと話題になったが、続いて先月末には故郷の河北省石家荘市にあるホテルで、幼なじみの男性の結婚式に参加。現地にはうわさを聞きつけたファンが大勢駆けつけ、集まった人々にダン・ルンが笑顔で気遣いの言葉をかけたことも話題になった。

騒動から1年以上が経過し、今後について注目されるが、先月には国内インテリアメーカー大手の経営者一家の女性と、すでに半年にわたって交際していると報じられた。なお、騒動以前から飲食店を経営しているが、これをきっかけに芸能界を離れて本格的にビジネスを行うのではないかとの推測もあり、今後の動向も注目を集めている。（Mathilda）