2023年6月20日、韓国メディア・韓国経済はこのほど、韓国南西部・全羅南道の麗水市を流れる双鳳川で魚が大量死していた問題について「原因はウエットティッシュだった」と伝えた。

記事によると、同市は、異物を除去する機械設備にウェットティッシュや木の枝が詰まって逆流が発生し、双鳳川に汚水が流入したと発表した。

市は8日に住民から「双鳳川一帯で悪臭がする」との相談を受けて現場点検を行い、汚水の流入により30匹の魚が死んでいるのを確認した。

現在は異物除去作業が行われ、下水は正常に流れている。市関係者は「一部の家庭で便器にウェットティッシュを流したため、ポンプ場にウェットティッシュが流入したものとみられる」とし、「トイレットペーパーと違いウェットティッシュは水に溶けないため、便器に捨てないでほしい」と呼び掛けているという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「非常識な人が多すぎる」「これはいくら言っても駄目だ。ウェットティッシュの販売を禁止するしかない」「小児科のトイレに入ると、母親が子どもを拭いたウェットティッシュをそのまま便器に捨てている。理解できない」「するなと言われたらするな。今は魚が死ぬだけだけど、環境のことを考えると私たちの住む場所がなくなってしまう」「ウェットティッシュじゃなくてプラスチックティッシュに名前を変更するべき」などの声が上がっている。

一方で「管理を疎かにしたせいだ。ウェットティッシュや木の枝なんてどこにでも落ちている」「麗水市の公務員は仕事もせず遊びほうけているのか。責任感がない」と指摘する声も見られた。（翻訳・編集/堂本）