中国版ツイッター・微博（ウェイボー）で20日、人気俳優ワン・イーボー（王一博）が自身の「代表作」を変更したとの話題が一時トレンド1位に立った。

ワン・イーボーは現在、自身の微博アカウントのプロフィル欄に代表作として主演映画3作品（「無名」「長空之王」「熱烈」）のタイトルを記している。「無名」は香港のベテラン俳優トニー・レオン（梁朝偉）とダブル主演したスパイ映画で、今年1月に中国本土で公開された後、香港、マカオや北米などに進出。4月28日公開の「長空之王」ではエースパイロットの役に挑んだ。「熱烈」はストリートダンスがテーマの作品。7月28日の公開が決まっており、6月9～18日に開催された第25回上海国際映画祭のクロージング作品にもなっている。

ワン・イーボーの代表作変更をめぐっては308万人超のフォロワーを抱えるエンタメ系ブロガーが「代表作を『陳情令』から映画3作品に変更した」と投稿するなど、複数のアカウントがこの話題を取り上げている。また、エンタメメディアの新浪電視はワン・イーボーの一番好きな作品を問うアンケート調査に乗り出し、回答に「無名」「長空之王」「陳情令」「有翡（ゆうひ） -Legend of Love-」「陪你到世界之巓」「人間至味是清歓」「これら全部」「その他」を用意。受付終了まで残り3時間となった時点での参加者数は約28万人に達し、「長空之王」と「陳情令」に桁違いの支持が集まっていた。

時代劇ドラマ「陳情令」はワン・イーボーの人気に火をつけた作品で、中国では2019年6月27日に配信が始まった。微博では20日、「ワン・イーボー代表作変更」がトレンド1位に、「陳情令」が2位になり、その後「陳情令」が1位に浮上する展開も見られた。（翻訳・編集/野谷）