アニメ「鬼滅の刃」の冨岡義勇役を不倫騒動があった人気声優・櫻井孝宏が続投することについて、中国のネットユーザーから賛否両論の声が上がった。

テレビアニメ「鬼滅の刃」は吾峠呼世晴氏の漫画が原作。主人公の竈門炭治郎が、鬼にされた妹・禰豆子を人間に戻すために「鬼殺隊」に入隊し、仲間と共に鬼と闘う姿を描く。18日にはアニメ第3期の「刀鍛冶の里編」の最終話が放送され、第4期にあたる「柱稽古編」の制作決定も発表された。そして、「柱稽古編」のティザービジュアルの中で、冨岡義勇の声優は引き続き櫻井が務めることも明かされた。

冨岡義勇は鬼殺隊の最強格である「柱」の1人。主人公の炭治郎も使う水の呼吸の使い手で、炭治郎と縁の深い重要な役どころだ。

21日、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）で520万のフォロワーを持つあるブロガーは、過去の不倫騒動があった櫻井が引き続き冨岡義勇を担当すると紹介。これについての日本人の反応を中国語翻訳付きで紹介した。

微博では、「制作陣の判断次第だよね」「新しい役ならともかく、前から担当している役は引き続きやれば問題ない」「正直、国外のことだから（不倫騒動については）あんまり気にしていない」というコメントが見られた。

また、「実力がある人なのは確か」「プライベートと仕事を切り離す考え方に同意」「櫻井さんが冨岡義勇の声優を降りたら、キャラクターの味がなくなっちゃうよ」「『鬼滅の刃』はシリーズがたくさん出ているし、キャラクター設定もいいし、多くの人から認知されている。私は変更してほしくない」と続投に肯定的な声も寄せられた。

一方で、「言葉も出ない」「声優変更しようよ」「櫻井さんのこと前までは好きだったけど、そのいい声は女の子をだますために天からもらったものじゃないでしょ」「声を聴くと拒否反応が出てしまう。はあ…、もう彼が担当したキャラクターは受け入れられない」と否定的なコメントも見られた。（翻訳・編集/柳朱音）