遼寧省大連市に属する県級荘河市で23日午前1時40分ごろ、男１人が一家6人全員を殺害する事件が発生した。男は一家の親族で、血にまみれた犯行現場を動画撮影してネットに投稿した。現地警察は同日午前7時ごろ、53歳の容疑者男の身柄を拘束した（54歳との情報もあり）。

殺害されたのは58歳男性とその妻、58歳男性の息子夫婦と孫2人の計6人だった。孫の一人はまだ7歳だった。容疑者は犯行現場を携帯電話で動画撮影してネットに投稿した。容疑者は動画で「私を犯す者は死ぬ」「見たか？　一人も逃さなかった」などと叫び続けた。犯行には刃物が使われたとされている。

報道によると、近隣住民から「容疑者は大食漢で怠け者だった」「兄弟ともに普段は低姿勢だった」などの声が聞かれた。容疑者と被害者一家は同じ地域に住んでいるので、顔を合わせることも珍しくなかったという。容疑者は独身で、兄一家が幸せだったことに嫉妬しており、些細な揉め事が大事件に発展したとの見方もある。ただし警察は、動機やいきさつについて発表していない。（翻訳・編集/如月隼人）