Record Korea 2023年6月27日(火) 11時0分
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26日、韓国・中央日報は「薄暗い雨天の早朝、往復16車線の道路を乱横断した歩行者が乗用車にはねられる事故が発生したが、警察は『運転者の過失』と判断した」と伝えた。写真はソウル。
2023年6月26日、韓国・中央日報は「薄暗い雨天の早朝、往復16車線の道路を乱横断した歩行者が乗用車にはねられる事故が発生したが、警察は『運転者の過失』と判断した」と伝えた。
記事によると、交通事故専門の弁護士ハン・ムンチョル氏が運営するYouTubeチャンネル「ハン・ムンチョルTV」に、4月18日午前5時ごろにソウル市瑞草(ソチョ)区で発生した交通事故の車載カメラの映像が投稿された。事故は乗用車が乱横断の歩行者をはねたもので、映像は運転者が提供した。
映像を確認すると、事故当時は早朝でまだ薄暗く、雨が降る中、乗用車は往復16車線の道路を時速32.1キロで走行していた。前方の赤信号を確認し速度を落とした時、右手の車線で信号待ちをしている車の隙間から突然2人の歩行者が飛び出した。1人は乗用車の前を通過し、後続の1人が乗用車と衝突した。
運転者によると、警察が道路交通公団に依頼し映像を分析した結果、「運転者は十分に制動することができた」との結果が出たという。しかし、運転者は「歩行者が見えてから衝突するまでは1.5秒ほど。車と(衝突しなかった)先行歩行者との距離は15.9メートル、衝突した歩行者との距離は12.1メートルだった」「当時は薄暗く雨も降っていたため視野が狭く、車載カメラの映像で歩行者が確認できる時点と運転者の立場には格差がある。すぐに停車できる速度で徐行はしていたが、歩行者の姿を確認してすぐに衝突した」と主張している。運転者は現在、警察による処分を拒否し即決審判を請求している状態だという。
「ハン・ムンチョルTV」がネットユーザーを対象に投票を実施した結果、この事故は「運転者の過失」だとする意見は僅か2%で、「運転者に過失はない」との意見が98%に達した。ハン弁護士も「即決審判で判事が有罪を宣告したら、正式な裁判を請求するようにと助言している。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「どうしてそうなる?」「これは100%歩行者の過失じゃないか」「法を順守した運転者がなぜ加害者にならなければいけないのか」「これが運転者の過失なら、乱横断は合法だということになる」「罪のない人に責任をかぶせるな」「違反行為をしたのは誰?。乱横断した歩行者じゃないか」「車を運転するなと言ってるも同然」「往復16車線を乱横断するなんて、すごい度胸だな」「乱横断は厳罰にすべきだ」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)
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