中国はなぜ2025年のサッカークラブW杯開催を放棄したのか―中国メディア

Record China    2023年6月27日(火) 18時0分

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27日、中国網は、中国が2025年サッカークラブワールドカップの開催を金銭的な理由などにより断念する形になったと報じた。

2023年6月27日、中国網は、中国が25年サッカークラブワールドカップの開催を金銭的な理由などにより断念する形になったと報じた。

記事は、国際サッカー連盟(FIFA)が北京時間23日夜、米国で25年クラブW杯を開催すると発表したことを紹介。中国はFIFAから開催を打診されていたものの、結局見送ることを決めたと伝えた。

そして、従来よりも本戦出場クラブが増える「新バージョン」のクラブW杯の開催というチャンスを見送った理由について、収入の要件が関係していると指摘。 FIFAが主催者に少なくとも40億ドル(約5700億円)の収入を確保するよう要求しており、しかもそのうち40%に当たる16億ドル(約2300億円)が開催国の責任で、収入目標未達の場合はこの分を補填しなければならないことを紹介した上で「これは多くの国にとって受け入れがたい条件だ」と評している。

また、クラブW杯より規模や知名度がはるかに高いW杯でも、22年カタール大会の全体的な収入は170億ドル(約2兆4000億円)にすぎなかったことに言及し、クラブW杯を開催しても大きな赤字が出る可能性が高いとした。さらに、新たな収入源を確保すべくFIFAが出場チーム数を拡大して「新バージョン」のクラブW杯を打ち出したものの、華やかな改革とは言い難いと指摘した。

記事はこのほか、中国サッカーの現在の重要課題がサッカーの生態系を早急に回復させることにあり、クラブW杯を開催するための条件が十分に整ってるとは言い難いことも、開催を見送らざるを得なかったもう一つの要因だと伝えている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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