Record China 2014年7月25日(金) 3時50分
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24日、台湾・中国時報によると、台湾に出張中の日本人男性の危機を、ある台湾企業の社長が救ったことが話題となっている。写真は台湾の空港。
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2014年7月24日、台湾・中国時報によると、台湾に出張中の日本人男性の危機を、ある台湾企業の社長が救ったことが話題となっている。
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この日本人男性は2日に台湾を訪れ、5日に帰国する予定だったが、離陸した直後の帰国便のなかで脳幹出血で倒れた。飛行機は台湾の空港に引き返し、男性は病院のICU(集中治療室)に入った。
知らせを聞いた男性の妻はすぐに台湾を訪れた。男性を日本に移送して治療させたかったが、巨額の費用を負担できなかったため、台湾の人々に助けを求めた。これがメディアで報じられると、ある台湾企業の経営者が秘書を通じて病院に連絡。匿名で160万台湾ドル(約540万円)の援助を申し出た。この経営者は「お金は返す必要はありません。今後、助けが必要な方がいれば、助けてあげてください」とのコメントを残した。
この台湾企業の秘書は、「(社長は)この男性に感謝しています。日本人に恩返しする機会を与えてくれたのですから」と話す。同経営者は5年前に日本でスキーをした際に頸椎を損傷し、長野県の病院に運ばれた。そこで病院や医療団体から手厚い看護を受けたことが心に残っており、いつかその恩に報いたいと考えていたという。
日本人男性は22日に無事に日本に到着。男性の妻は台湾を離れる前に通訳を通して、台湾人への感謝を述べている。(翻訳・編集/北田)
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