中国・山東省臨沂市に住む妊娠中の女性の映像が話題になっている。中国メディアの光明網が28日、「あっけにとられる！」との見出しで伝えた。

話題の映像には、お腹が膨らんだ妊娠中の女性がグローブを付け、激しいパンチやミドルキックを繰り出す様子が映っている。

報道によると、女性の名前は呉（ウー）さんで32歳。現在は妊娠8カ月半だという。呉さんは3年前からムエタイのインストラクターとして働いているといい、「夫はプロボクサーで、ムエタイは彼が教えてくれた。私たちはムエタイジムを開いている」と語った。

また、「運動するとリラックスできて気持ちが良い。今は強度を落とした適度な運動にしている。以前はスパーリングもしていたけど、今はミット打ちだけ」と説明。体調は良好で、妊娠線や下腹部の痛み、手足のむくみなどの症状は一切現れていないという。

自身は毎日午前中に1時間程度のトレーニングをしており、午後はジムの生徒の指導に当たっているが、ミットを持って生徒のパンチを受けることもあるそうだ。事前に相談した医師からは「適度であれば大きな問題はなく、出産に良い効果がある」と言われた。一方で医師は「普段から運動していない人は安易にまねしないように」とも呼び掛けているという。

中国のネットユーザーからは「注目を集めたいがために赤ちゃんの命まで顧みないとは」「これは危険な手本だ。絶対にまねしてはいけない」といった声がある一方、「もともと妊娠中は適度に運動した方が母体にも胎児にも良い。医師が良いと言っているなら良いのでは？」との声も多くの共感を集めている。（翻訳・編集/北田）

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— 中国動画 (@RC00547555) June 29, 2023