台湾行政副院長「台日はカップリング」、6度のワクチン提供に感謝も―台湾メディア

Record China    2023年6月29日(木) 12時0分

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来日中の台湾の鄭文燦行政副院長(副首相)が「台日はカップリングだ」と述べた。写真は鄭文燦氏のフェイスブックより。

来日中の台湾の鄭文燦行政副院長(副首相)が「台日はカップリングだ」と述べた。台湾メディアの太報が28日付で伝えた。

鄭氏は同日、自民党茂木敏充幹事長らと会談した際、茂木氏が外相だった当時、台湾に6度にわたって新型コロナウイルスワクチンを提供したことに感謝を示した。台湾はコロナ流行期にワクチンの手配が困難だったが、日本から計420万回分、台湾の人口の2割近くのワクチンが提供された。

鄭氏は、今年5月に台湾の高速鉄道車両を日立と東芝が受注したことに言及し、「(導入予定の)N700S車両はより環境に優しくスマートであり、日本の新幹線の海外輸出の成功例になった」と強調。また、「広島G7サミットではデカップリング(切り離し)ではなくデリスキング(リスク軽減)で合意したが、台日関係にとってはカップリングだ」とし、台湾の半導体大手TSMCの熊本での工場建設に触れた上で、「台湾、日本、米国で半導体協力圏を形成し、技術的なリードを広げていきたい」との考えを示した。

さらに、「台日は自由・民主的価値を共有し、密接に往来する経済・貿易関係を持ち、共通の地政学的課題にも直面している。重要なのは、台日が同じビジョンを追求していることだ」としたほか、「日本は台湾人が最も好んで訪れる旅行先でもあり、今年はすでに延べ130万人以上が日本を訪れている」と強調。「台日の友好的な関係が、現在から未来に至るまで、より多元的で多くの分野の協力を持つことを期待している」と述べた。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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