Record ASEAN 2023年6月30日(金) 18時0分
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香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは28日、タイを訪れた中国人観光客が無断でヒトデに触れるなどしたことが現地で問題になっていると報じた。
記事によると、中国人観光客が先日、タイの海でダイビング中にヒトデを無断で集めている写真がSNSで注目を集めた。その後、プーケットのシャロン湾警察署が捜査を開始し、容疑者3人を特定。3人はヒトデに触れたほか、サンゴ礁を踏みつけるなどした疑いがあるという。
タイ天然資源環境省の規定によると、海洋資源保護に関する法律への違反が成立した場合、最長2年の禁固刑、最高20万バーツ(約81万円)の罰金刑のどちらか、または両方が科されることになる。
ワラウット・シラパアーチャー天然資源環境大臣によると、3人のうち2人は警察署に出頭、残る1人は行方が分かっていないという。また、今回のツアーを企画した地元のツアー会社は設立から2カ月ほどしかたっておらず、問題の中国人観光客らが参加したのが同社が扱った初めてのツアーだった。同社は客が問題行動を起こしたことを謝罪し、管理を強化する方針を示している。
サウスチャイナ・モーニング・ポストは、「タイ当局が厳格な規制・保護措置を講じているにもかかわらず、現地の海洋資源を破壊するケースが頻発している」とし、2020年に中国人観光客2人が魚を捕獲するために水中銃を使用し逮捕されたこと、2019年には韓国人女優が番組のロケで絶滅危惧種の貝を採取して食べたことで刑事告訴される事件があったことを紹介した。(翻訳・編集/北田)
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