Record China 2023年7月3日(月) 19時0分
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中国メディアの新京報は3日、卓球中国代表が2024年のパリ五輪に向けた準備で平野美宇に照準を合わせるだろうと報じた。
クロアチアで開催されたWTTコンテンダー女子シングルス決勝で、日本の平野美宇が世界ランク1位の中国の孫穎莎(スン・インシャー)に4-3(4-11/11-9/6-11/11-7/7-11/14-12/11-6)で勝利し優勝した。平野は準々決勝、準決勝でも中国選手に勝利して勝ち上がった。
新京報は平野について「2017年のアジア選手権で丁寧(ディン・ニン)、朱雨玲(ジュー・ユーリン)、陳夢(チェン・モン)の3選手を破って優勝し有名になった。その後、伊藤美誠と共に中国女子卓球チームの主要なライバルとなった。しかしここ数年は状態を落とし、東京五輪での出場は団体戦のみだった」と紹介した。
その上で、「孫は準決勝で早田ひなにストレートで勝利していた。昨晩(2日)の決勝では孫は平野を相手に3度リードを奪ったが追いつかれ、最終的に敗れた」とし、孫が海外選手に敗れるのは2019年10月のスウェーデンオープンの伊藤との試合以来、およそ4年ぶりだと伝えた。
また、平野のパフォーマンスについて「非常に安定していた。3度リードされたが3度追いつき、マッチポイントを握りながら決めきれなくても大きな感情の乱れはなかった」と評し、平野自身も勝因にメンタルを挙げたことを紹介した。
同記事は、「中国代表と孫にとって敗北は悪いことばかりではない」とし、「この敗戦はパリ五輪前に平野を再認識することになり、より(平野に)照準を合わせた準備ができる」と論じた。(翻訳・編集/北田)
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