円安で日本の外国人労働者の収入激減、カップ麺しか買えず帰国者相次ぐ―台湾メディア

Record China    2023年7月5日(水) 7時0分

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3日、台湾メディアETtodayは、日本の物価上昇と円安で収入が大きく減少した在日ベトナム人労働者が続々と帰国していると報じた。

2023年7月3日、台湾メディアETtodayは、日本の物価上昇と円安で収入が大きく減少した在日ベトナム人労働者が続々と帰国していると報じた。

記事は、ベトナムの英字メディアVNエクスプレスの6月27日付報道を引用。円安と物価の上昇によって収入が激減したため帰国を計画している大阪在住のベトナム人エンジニア・ゴックさんの話を紹介した。

記事によれば、日本でここ数か月の間に食料品から電気代に至るまであらゆるものの値段が高騰し、ゴックさんは野菜や卵、インスタントラーメンで食いつなぐしかなくなったとのこと。「以前は週1万円で生活していたが、今は1万5000円払わなければやっていけない」と語るとともに、例年は月2万円だった冬場の電気代が、今年はその2倍支払わなければならなくなったと明かしたという。

また、物価の高騰に加えて円がユーロやドルに対して急落したことでゴックさんをはじめとする外国人労働者の収入が相対的に減少しており、ゴックさんは「以前は2900万ドン(約18万円)に相当した給料が、今は700万ドン(約4万3000円)分目減りした。ベトナム人駐在員や学生にとって、日本は以前ほど魅力的ではない」と語っている。

グエンさんが日本に旅立つ際に2億ドン(約120万円)を貸してくれた両親は、グエンさんからの仕送りの少なさに不満を抱いており「ほぼ1年間日本で働いたのに、なぜ借金を返済できないのか」と聞いてくるという。「知人10人のうち8人はすでに帰国した」と明かすグエンさん自身も両親からの借金を返し終え次第ベトナムに帰国することを決めたようだ。

記事は、ベトナムの人材仲介企業TQCの責任者が「円安により、ベトナム人にとって日本の魅力は低下した。今は韓国やヨーロッパで働くことを考えるベトナム人が増えている」と語ったことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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