中国外交トップの「欧米人は日中韓の区別ができない」発言が批判・嘲笑の的に―米メディア

Record China    2023年7月6日(木) 6時0分

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米ボイス・オブ・アメリカの中国語版サイトは5日、中国外交トップ王毅氏の「欧米人は日中韓の区別ができない」とする人種主義的な色彩を帯びた発言がツイッター上で批判・嘲笑の的になっていると報じた。

米ボイス・オブ・アメリカの中国語版サイトは5日、中国外交トップ王毅(ワン・イー)氏の「欧米人は日中韓の区別ができない」とする人種主義的な色彩を帯びた発言がツイッター上で批判・嘲笑の的になっていると報じた。

記事によると、王氏は3日、中国東部の青島で開催された日本と中国、韓国の協力に関する国際フォーラムで、欧米人の大半は日中韓の区別ができないとした上で、「どんなに髪をブロンドに染めても、鼻の形をとがらせても、欧米人には決してなれない。自分たちのルーツがどこにあるのか知る必要がある」と訴え、3カ国の連携を呼び掛けた。

この発言について、ツイッター上では批判的な反応が主流だ。

米シンクタンク、ジャーマン・マーシャル財団の米中問題専門家、ボニー・グレイザー氏は「このメッセージは日本と韓国にはうまく伝わらないだろう。王毅氏は本当に国益について体裁に比べればささいなことだと考えているのだろうか」と投稿した。

在中米国商工会議所の会頭を務めたジェームズ・ジマーマン氏も「王毅氏による無謀で横暴なコメント。残念なことに、分裂をさらに促すだけだ」との見方を示した。


米ジョージタウン大学「Initiative for U.S.-China Dialogue on Global Issues」の上級研究員、デニス・ワイルダー氏は「これは私が長い間見てきた中で、中国の『外交官』による最も驚くべき人種差別的発言だ。恥ずべきことだ」と強い言葉で反応した。

欧州の中国アナリスト、サリ・アーホ・ハブレン氏は「王毅氏は、欧州人を互いに区別できるようになるまで、ベルギー人とオランダ人、オランダ人とノルウェー人を区別できるようになるまで、そのような一般化を避けるべきだ」と投稿した。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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