中国自動車ブランド、国内市場で初めてシェア過半数に―独メディア

Record China    2023年7月11日(火) 8時0分

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9日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、中国の自動車市場において中国国産ブランドが初めてシェアの過半数を占める見込みだと報じた。

2023年7月9日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、中国の自動車市場において中国国産ブランドが初めてシェアの過半数を占める見込みだと報じた。

記事は、世界的なコンサルティング会社のアリックスパートナーズが5日、23年の中国国内市場における自動車販売台数の過半数を中国国内ブランドが占める見通しだと発表したことを紹介した。

そして、過去40年間フォルクスワーゲントヨタなどの合弁ブランドによって支配されてきた中国の自動車市場が、競争力のある価格設定、迅速なモデル更新を武器としたBYD蔚来汽車小鵬汽車など中国国内電気自動車(EV)メーカーの台頭により変化し始めていると解説。アリックスは今年の中国の自動車販売台数を前年比3%増の2490万台と新型コロナ前の水準に戻り、30年には3060万台にまで増えて半分以上がEVになると予測しており、EVを強みとする中国ブランドの存在感がますます強まるとの見方を示していることを伝えた。

さらに、アリックスのアジア自動車コンサルティング部門責任者であるスティーブン・ダイアー氏が「中国の自動車メーカーは今後数年間で、米テスラと同じように世界の老舗自動車メーカーに極めて大きな影響を与えることになる。外国ブランドが中国で生き残りたい、あるいは自国市場に波及する大きなインパクトに対処したいのであれば、中国の新興EVメーカーから学ぶことがベストだ」と述べたことを紹介している。

記事は一方で、中国市場は巨大な生産能力過剰にも直面していると指摘。ダイアー氏が既存の新エネ車167ブランド167社のうち、30年まで生き残れるのは25~30ブランドにとどまると予測した上で「一流の運営能力を持ったメーカーでも、年間に40万台生産しなければ採算が合わないだろう」と語ったことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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