中国・陝西省商洛市で行方不明になっていた2歳の男児が6日ぶりに無事発見、保護された。中国メディアの極目新聞などが伝えた。

報道によると、男児は今月4日午前11時ごろに自宅で遊んでいた際に行方が分からなくなった。近くには山や川があり、警察や地元の人々など総勢約200人で連日懸命の捜索が続けられた。

8日、警察は隣家に設置されていた防犯カメラに男児が山の方へ向かう様子が映っていたことを確認、重点的に捜索したところ9日夕方に子どもの靴を発見した。同日は夜を徹して捜索し、翌10日午前に男児を発見した。

警察によると、男児が発見されたのは自宅から1キロほど離れた山中。目立ったけがはなく、意識ははっきりしていた。水を飲ませて病院に搬送し、現在は検査を受けているという。

警察関係者は「子どもは強い。山には食べられるものはないのに」と驚き、「子どもがここ数日何をしていたかは今のところ分からない」と語った。

報道によると、男児の母親は教師、父親は他の地域に出稼ぎに出ている。祖父は地元の村の幹部を務めており、他の村民らとの関係は良好だったという。（翻訳・編集/北田）