Record China 2023年7月14日(金) 9時0分
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中国メディアの上遊新聞は11日、大運河の撮影をテーマとする「運河中国影像大展」の入選作品が物議を醸したことを伝えた。
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この作品は、安徽省淮北市撮影家協会の顧問を務める張秉政(ジャン・ビンジョン)氏の「運河魅影」(写真6点)。被写体をぼかした手法にネット上には「撮影する時に三脚にぶつかったらこんな感じになる」「これがどんなハイレベルな芸術形式なのか、まだ理解できない」などの声が上がり、別の受賞者の男性は受賞資格を放棄するという行動を取った。
男性はSNS上で「『運河魅影』という高度な作品を前に、自分の芸術成果が足りないことを自覚した。共に受賞するにふさわしくないため、受賞資格を取り消し、賞金を返し、栄誉証書を破棄して自分のこの数年の撮影芸術と美に対する理解を恥じていることを表明する」と述べ、破れた証書の写真も投稿。また、取材に応じた男性はネットに寄せられた声について、「ぼかしも一種の創作技法であり、うまく活用している写真家は国内外にいる。主催者側がこの件について説明することがベストだ。人々も待ち望んでいる」とコメントした。
その主催団体の一つである中国撮影家協会の関係者は11日、取材に対し、「これは審査員が投票で選んだ結果。芸術というものには個人個人の理解がある。作品が理解されないのは正常なこと」と述べ、「個人の創作の自由だ」と強調。一方、張氏はこれ以前に、「このような方法で運河の流れやぼんやりした美しさを表現しようと思った。ネット上の声を虚心に受け入れる」と説明していたという。(翻訳・編集/野谷)
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