2023年7月12日、韓国・ヘラルド経済は「韓国の22年の名目国内総生産（GDP）は世界13位だった」とし、「20年にはトップ10圏内に入ったが、2年で圏外に追いやられた」と伝えた。

記事によると、昨年の韓国の名目GDPは世界13位の1兆6733億ドル（約233兆7022億円）と推定された。米国が25兆4627億ドルで1位、中国が17兆8760億ドルで2位、日本が4兆2256億ドルで3位、ドイツが4兆752億ドルで4位、英国が3兆798億ドルで5位だった。

韓国は05年に10位を記録するもその後はトップ10圏外が続き、18年に再び10位に入った。19年は12位で2ランクダウンしたが、20年に10位を奪還し、21年もその座を守っていた。

国連（UN）の統計によると、21年の韓国の名目GDPは1兆8190億ドルで、11位のロシア（1兆7787億ドル）と12位の豪州（1兆7345億ドル）、13位のブラジル（1兆689億ドル）を上回っていたが、昨年は追い越された。韓国の経済規模が3ランクダウンしたのは「全般的に成長活力が低下した上、昨年のドル高によってドルに換算した名目GDPが減少したため」と記事は説明している。

また「韓国が今年10位圏内を奪還する可能性も低いとみられている」とし、「韓国経済の実質成長率が今年は1％台半ばにとどまると予想されている上、ドル高が続きドル換算名目GDPも相対的に不利になりかねないため」と伝えている。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「経済が崩壊するのは一瞬だ」「自称『大韓民国1号営業社員』の尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領。この成績は一般の私企業なら即刻解雇レベル」「今後さらに悪化しそうで不安」「就任1年でこれなら、尹大統領の任期が終わるころには20～30位の間だろう」「政治、安保、経済、法治…この国の全てが最速で後退中」など不安げな声が数多く寄せられている。（翻訳・編集/堂本）